ベジフルライフ
2011年10月
産地直送野菜のあさどれ 岡 昌吾さん
2011年10月28日
朝採った新鮮トマトを食卓に届けたい
このコーナーでは、香川県でこだわりを持って農業に携われている方々を紹介します。
今回ご紹介するのは、産地直送 野菜のあさどれを経営されている岡昌吾さん。
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朝採れたトマトを新鮮なうちに食卓に届けたい!
Q:トマト作りでは、どのようなことにこだわっていますか?
- こだわりと言えば、有機でトマトを作っていることです。肥料は、牛の堆肥や鶏糞、米を踏んだ後に出てくる米ぬかを使っていますよ。また、三豊にある廃品回収の会社から、食品廃棄物をもらって来て、お弁当で残ったごはんやキャベツの葉っぱ、おすしなども肥料として使っています。道路で刈った草も肥料として使っていますよ。
また、減農薬にも取り組んでいます。どうしても虫が媒介する病気があるので、予防薬を使わないといけないのですが、できる限り農薬を使わないようにします。
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命があるものだから・・。
Q:トマトをどのような思いで作っているか聞かせてもらえますか?
- 実は、私は、これまでは関西でサラリーマンをしていたんですよ。関西の飲食店で食材を買い付けて飲食店に卸す仕事をしていたんです。ある時、玄界灘で朝捕った新鮮な魚が夜に食べられる料亭のことについて知って、これだって思ったんです。朝採った新鮮野菜をその日の内に食卓に届けるような仕事をしたいと思ったのです。
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野菜は、生っているものをちぎって、そのまま食べるのが一番おいしいんですよ。家に持って帰って食べたら、もう味が違いますよ。野菜って、本当に美味しいから、少しでも新鮮なうちに、野菜が持つ自然のうま味を味わって欲しいという思いで、野菜を作っています。
トマトもそうですが、野菜は正直なんですよ。生命があるものですから。手をかければかけた分だけ、美味しくていいものができるんです。同じ苗からできたトマトでも、手の掛け方によって違った味に育つんですよ。面白いでしょ?だから、少しでも美味しく育ってもらえるよう、手をかけて育てたいと思っています。
農業でも成功できるという姿を見せたい。
Q:トマトなどの野菜を作りながら実現したいって思ってる夢や目標があれば、教えて下さい。
- 野菜の値段は、市場のせりで決まるんですよ。だから、農業家は自分達で野菜の値段を決めることができないのです。年によって値段ががらっと変わるので、原価計算すらできないんですよ・・・。だから、僕たちは、生産だけじゃなく、販売までするべきだと思います。自分がこだわりを持って作っている野菜をその価値を理解してくれる人達に届けたいと思っています。そして、農業でも成功できるんだっていうことを子どもに見せたいですね。
あさどれトマトは、香川県内のCOOPの産直野菜コーナーで、「岡昌吾ミニトマト」という名前で販売しています。また、地域密着型農業を広げていきたいという思いから、農業体験を積極的に受け入れています。1,500円でトマトを摘んで食べ、袋に詰めて持って帰っていただけますので、農業体験に関心のある方は、ご連絡下さいね。
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岡 昌吾さん
産地直送 野菜のあさどれ
TEL:090-5147-0163
FAX: 087-898-2126
E-mail:info@asadore.jp
http://www.asadore.jp/
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*本インタビュー記事は、ベジフルビューティーセルフアドバイザー&野菜ソムリエの
広野亜由美さんにインタビューしていただきました。
まつもと農園 松本稔さん
2011年10月 5日
毎日野菜と向き合って
このコーナーでは、香川県でこだわりを持って農業に携われている方々を紹介します。
今回ご紹介するのは、まつもと農園の経営者である松本稔さん。
きゅうりの花が美しく咲く7月に、松本さんにお話を伺いました。(このインタビュー記事は2011年7月に作成されました。)
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親父の背中を見て
Q:農家を目指したきっかけについてお聞かせ下さい。
- 実は、学生の頃まで農業は大嫌いだったんですよ。10代の頃はこれと言ってやりたいこともなく、18歳の時に航空自衛隊に入りました。その後、運送屋で働いたりもしました。でも、親が50歳過ぎて、脱サラで農業を始めたのを機に、農業に対する考えが変わって来たのです。
農業をやってる父の背中がかなり恰好良く映ったんです。朝は午前5時には起きて、レタスやきゅうりなど収穫する父の姿が活き活きして見えたのです。父は、サラリーマン時代に比べると表情が全く違ってて、人はこんなに変われるものかと正直、驚きました。父がニコニコした表情で農作業に携わる姿が目に焼き付きついていました。そして、29歳の時に農業をやりたいって思ったんです。
農業の味を知るということ
Q:29歳で農業を始められて、実際にはいかがでしたか?
- 農業を始める時には苦労が無かったんですよ。父が農業を行うのに良い環境を整え、土台があった上で農業を始めたので、儲かっていました。2年間くらいは。しかし、もっと拡大しようと、ハウスを増設したり、機械を購入したりと設備投資をするにつれ、売上は上がっても所得は下がっていったのです。農業というものを味わい始めたのは3年目からですね。年によって野菜の値が大幅に変わるので、出荷をすれば赤字の時もありました。スタッフの給料を支払っていかなければいけないし、自分の家族の生活も支えていかないといけない。その頃から自問をし始めました。「安定した生活はどうしたらできるのか」と。
安定した生活を得るために
Q:そのような課題に直面し、取り組まれたことはありますか?
- キュウリだけでは不安定なので、トマトも作り始めました。また、野菜を出荷するだけでは、収入が不安定なので、加工して活用してもらうようになったのです。例えば、うどん屋の『たも屋』から紅白うどんが売り出されたのですが、色づけにうちのトマトが使われているのです。トマトを粉末にしてうどんを練る時に入れ込んでいるのです。
また、加工したトマトを使った『松本農園のドライトマトのすーぷ』も開発してもらいました。『冷すーぷ』バージョンもあります。道の駅滝宮で販売していますよ。キュウリは、『まっちゃんのからし漬け』を加工し、これも道の駅滝宮で販売しています。今後も、異業種と連携して、野菜を加工して付加価値を付けた商品を売り出していきたいと思っています。
野菜と向き合う
Q:野菜を作るにあたってこだわっていることや工夫していることはありますか?
- 美味しい野菜を作るということは、健康な『植物体』を作ることだと思っています。植物は生き物ですので、人と同じように病気になるし、体調を崩したりします。葉の色が薄くなってきたら、お腹がすいているということだし、濃くなりすぎたらメタボ状態ということなのです。毎日野菜と向き合っていたら、野菜の小さな変化が見え、体調が分かってくるのです。
そんな野菜の変化に気づき、野菜が健康でいられるように、サポートしてあげるのが農家の仕事だと思っています。野菜が育つにあたって、どうしても人がしなければいけないことを手助けしながら、健康的に育てるということが大切だと思っています。
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野菜の栄養素のバランスを考えて
Q:野菜を育てるにあたって困難な点はどういったものがありますか?
- 野菜作りに必要な栄養素のバランスを考えながら野菜を育てることです。チッ素やリン酸など野菜によって必要な要素がいろいろあるのですが、どれかの要素が欠けたら症状が出るのです。その症状をいち早く見抜くのが結構大変です。そのため、いろんな農家が取り組んでいる現場を見て知識を得たいと思い、全国的に農家を巡って学んできました。
農業の奥の部分まで知った上で
Q:農業を目指す人に対して、メッセージをお願いします。
- 農業をやりたいという人が訪ねてきたら、一回は「やめとけ」と言っています。興味本位で農業に携わって欲しくないと思っているので、いろんな人から話を聞いて、しっかりと計画を立ててから始めて欲しいと思うからです。今、研修生を受け入れているのですが、市場からのせりの売り上げや経費面の情報も見せています。農業を行うに当たって、良い面も悪い面も全て見た上で判断してもらいたいと思うからです。農業に関して表面的な部分だけではなく、奥の部分まで知った上で取り組んで欲しいと思います。
妻と二人三脚での農業
Q:将来の夢についてお聞かせ下さい。
- 将来的には妻と二人だけの農家に戻りたいと思っています。生活のためにする農業ではなく、楽しむ農業をしたいと思います。農業は妻と二人で始めたことなので、二人で農業をやるというのが夢ですね。
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まつもと農園で採れた新鮮野菜は、「楽農ファーム 徳の市」でお買い求めできます。
楽農ファーム徳の市:
住所:香川県高松市松縄町33-14
TEL:087-833-0251
また、加工品は、道の駅「滝宮」(http://www.ryonan-udon.co.jp/)で好評発売中です。
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まつもと農園
綾歌郡綾川町陶684-2
TEL 090-4970-4267/FAX 087-876-2298
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*本インタビュー記事は、ベジフルビューティーセルフアドバイザー&野菜ソムリエの広野亜由美さんにインタビューしていただきました。
