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有限会社たも屋 代表取締役 黒川 保さん

2014年2月 3日

「讃岐うどんを通して、世界に『笑顔と元気と幸せ』を届けたい!」
                               たも屋 代表取締役 黒川  保さん
 
店内はいつもお客さんで賑わう讃岐うどん専門店の「たも屋」。たも屋独自のプライベートブランド
(厳選した小麦粉を3種類ブレンド)を使用した讃岐うどんは、ファンを魅了して止まない。そんな
たも屋がシンガポールに進出!讃岐うどんの世界進出に大きな役割を担っている黒川保社長に
話を伺った。

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香川県内に限らず、県外にも進出している香川の人気うどん店『たも屋』。そんな『たも屋』がこの度、
シンガポールに進出。今年の3月にフランチャイズ(FC)1号店をオープンしてから、7月に2号店、
12月には3号店を開店。着々と店舗を増やしている。そんな『たも屋』に「海外進出の背景は?」「なぜ
シンガポールに進出したのか?」「今後の店舗展開は?」など海外進出について話を伺った。
 
Q.海外に進出しようとしたきっかけは何ですか?
- 4年程前に、中国と貿易をしている企業に同行して中国に視察に行ったことがあります。
その時、中国でうどんを売る可能性について話をしたのですが、それが海外進出を意識する
きっかけになりました。ただ、海外進出はなかなか実現しませんでした。

今回、シンガポールに出店することになった大きなきっかけは、フランチャイズのマッチングを
している東京にある企業との出会いです。その企業は、自社でも海外で事業展開したいという
考えを持っていました。日本食の海外でのマーケットの有無、海外出店のリスクなど出店に
かかる可能性を確かめるためです。

そこで、私自身も、シンガポールに足を運んでみたのですが、外食産業の可能性を大きく感じ
ました。この国でならいけると思い、当店のフランチャイズ店をシンガポールに出店して現地
法人を設立したのです。

Q.シンガポールのどのような部分に可能性を感じたのですか?
- シンガポールは、アセアン地域のハブになっています。おいしいJAPANに出展した時、周囲
のアセアン諸国からバイヤーがシンガポールにたくさん来られていました。また、周辺諸国から
シンガポールのお店まで足を運んでいることを知りました。東南アジアの中心に位置するシンガ
ポールの「地の利」に可能性を感じたのです。

また、シンガポールでは、自宅ではあまり食べない習慣が定着しています。外食文化の国なの
です。シンガポールに滞在していた1週間、2日間かけて中心街の飲食店を見て廻り、うどん屋
さんも見たのですが、すごい人出でした。これはいけると思いました。 

Q.お店の場所はどんな所なのですか?
- 1号店は、日本のスーパーや書店も入っているリャンコートショッピングセンターに構えることに
しました。前にその場所に出店していたお店は、ビジネスを拡大させ、別の場所に移転したと聴き、
ここがいいと思ったのです。前店のビジネスが成功している場所がいいですからね。
2号店は、チャイナタウンに、3号店はユナイテッド・スクエアに出店しています。

tamoya in singapore.jpg

Q.シンガポールでのビジネスの手応えはどうですか?
- シンガポールでの手応えは大きいですよ。この国では日本食や日本の製品に対する関心が高く、
日本食が高級料理のように扱われています。ラーメンやうどんも高級料理のように扱われていて、
その中で低価格で提供させていただいています。

Q.シンガポールのお店で扱う讃岐うどんの味はどのようなものですか?
 - 「たも屋」の麺は、プライベートブランドの小麦粉を使用した無添加の自家製麺なのですが、それ
を日本から直送しています。日本のうどん職人が手間ひまかけて作った麺をシンガポールでも味わ
っていただけるのが強みです。

また、香川県伊吹産のイリコと鰹節の一番だしを使用した自慢のだしも日本から直送しています。
シンガポール人用にアレンジした味ではなく、日本の讃岐うどんの味をそのままシンガポールで
味わっていただけるというのが当店の特長ですね。 
 
Q.今後のビジョンについてお聞かせ下さい
- 店舗を海外で500店くらいにまで増やしたいと思っています。うどんを食べて美味しかったという
笑顔を世界中に広げたいです。海外でのお店を拡げる一方で、私自身は日本で地道にうどんを
作っていきたいですね。

人様のお役に立てるようなうどんを作っていくためにも、さらに美味しいうどんを深堀りしなければ
いけません。人を笑顔にし、人様のお役に立てるようなうどんを作り続けたいですね。

Prof ile
黒川 保 
1962年3月6日生まれ。高松市出身。O型。香川県立高松東高校を卒業後、
ナショナルの販売会社に入社し、営業や倉庫番などに従事。1986年には、
パブを経営し、 1996年にパチンコ店の中に一坪のうどん屋台をオープン。
うどん職人の一歩を踏み出した。5年後の2001年には、たも屋を朝日新町
にオープンし、次々とたも屋の店舗を拡大。現在に至る。

たも屋 本店
香川県高松市林町6-38
TEL :0120-927-624
HP:http://www.tamoya.com/

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http://4510marche.jp/

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