地域を盛り上げ隊
てしまのおばあちゃん達のお店~かめだや~
2011年10月19日
本コーナーでは、香川大学経済学部・西成研究室のゼミ生が携わっている地域活性化の活動についてご紹介します。
Case 1. 豊島での特産品作り
紹介者:田中美帆さん(4回生)
私が携わっている活動は、豊島で採れたモノを活用した特産物のプロジュースです。亀田商店という、かつての小さな商店を『かめだや』として再生し、島のおばちゃん達が島で採れた果物や野菜を活用して特産物を作ろうとしている取組について紹介します。
てしまって、しま
豊島は、小豆島と直島の間に浮かぶ、人口が約1,000 人程の島です。面積は14.6k㎡で、実は直島よりも大きな島です。島では、地中海の気候に似た瀬戸内気候の恩恵を受け、レモンやみかんといった柑橘系やいちごなどの果物がたくさん栽培されています。島のおじちゃんやおばちゃん達の温かい愛情をたっぷり受け、豊島でできた果物の味は甘くて絶品です。
また、豊島は、おばちゃん達の手料理が楽しめる『島キッチン』や普通の美術館とは一味も二味も違う『豊島美術館』など、この島ならではの施設も充実しています。他にも弘法大師が掘ったとされる『唐櫃の清水』やつい目を奪われるような絶景の『棚田』など、自然を楽しむスポットもあります♪
(豊島の棚田)
想い出を蘇らしたい
それでは、本題のプロジェクトの紹介に移りましょう!
少し物語風に...
島の集落にポツンと建つ一軒の空き家。
ここは昔、亀田商店という小さな商店で、近所のおばちゃん達が集まり、おしゃべりに興じる場所でもありました。
(かめだや)
ところがある日突然、亀田商店は閉店。
おばちゃん達の憩いの場はさびれた空き家となってしまいました。
かつての亀田商店を懐かしみ、『自分たちの憩いの場を取り戻したい』、『思い出を取り戻したい』という声がおばあちゃん達の間であがるように。そして、亀田商店を再興しようとの計画が持ち上がり、亀田商店を『かめだや』という名前で蘇らせようということになったのです。こうして、『かめだや』再生の取組みが始まることに・・・。
「商店の売り物は、自分たちで作ることはできないだろうか?」
「じゃあ、島の外の人も親しみやすい、豊島ならではのものは?」
『かめだや』を立ち上げるための話し合いが、何度となくおばちゃん達の間で行われました。そして、かつての交流の場だけでなく、自分達の『生きがい』や『やりがい』も見いだせるような場にしたいとの声が上がり出したのです。そのためにも、豊島で採れた野菜や果物を使って、豊島ならではの商品を作ろうということに。このように、豊島で採れた自然の恵みを使って特産物を作ろうというアイデアの基には、おばちゃん達の元気やおもてなし精神を届けたいという温かい思いがたっぷり詰まっています。
(豊島で実をつけた夏みかん)
特産物は、例えば、太陽の光をたっぷり浴びた夏みかんを使った『夏みかんマーマレード』。

(つわぶきの佃煮)
地元産のフキを使った『つわぶきの佃煮』もあります。
まずは、これら二つの試作品が作られ、商品化に向けた取り組みが今もなされています。
プロジェクトに携わった感想
2回生の夏に初めて豊島に会って、綺麗な棚田に心を奪われたのがきっかけで、地域活性化のゼミで豊島の研究をしています!豊島の魅力を掘り出してもっとたくさんの人に島に来て頂くために、もっと豊島を好きになってくれる人を増やすために、『かめだや』の再生を通した豊島の特産物開発に携わっています。
かめだやでは、おばちゃん達がとっても楽しそうに"わいわいがやがや"しており、おばちゃん達の井戸端会議が繰り広げられているような感じです。島の外の人達に食べてもらう商品を作るため、どうしたらもっと美味しくできるのか、熱心な話し合い(おしゃべり(笑)?)が行われていました。毎回、おばちゃん達を尋ねる度に、作った商品を試食させて頂くのですが、おばちゃん達の手作りだからこそ、なんだか一層美味しく感じました。なんとなくだけど、おばちゃんの温かさが込められているような...。言葉には上手に言い表せませんが、夏休みにおばあちゃんの家に遊びにいった時におばあちゃんの田舎の味がとても美味しく感じる、あの感じがします。
みなさんにも、そんな経験ありませんか?私は小さいころ、おばあちゃんの手料理が大好きでしょっちゅう遊びにいっていたので、なんだか懐かしい感じです。みなさんもそんな懐かしさに浸るために...。おばちゃん達のお店『かめだや』に足を運んでみませんか?


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