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未来に繋がる香川へ

2012年9月

特定非営利活動法人 どんぐりネットワーク 白井 章江さん

2012年9月27日

「森が持つ自然の恵みを享受していきたい。」

Profile 34
今回、お話をお伺いしたのは・・・・特定非営利活動法人 どんぐりネットワーク 白井 章江さん

森は、清らかな水を育み、私たちの暮らしを災害から守り、地球温暖化を防ぐ役割を持っている。このように私たちは、美しい森に支えられながら生きている。そんな森づくりを未来に引き継いでいくことの大切さを感じ、活動されているどんぐりネットワーク。そこで精力的に働かれている白井さんから話を伺った。

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 Q:どんぐりネットワークはどのような取り組みをされているのですか?
- 森を育てること、森を楽しむこと、森で学ぶことなど、森林づくり活動をしています。水源の森づくり、里山まるごとキャンプ、ツリークライミング、アウトドア料理など、いろんな活動をしていますよ。人と森が共生できるような環境づくりを目的としているんです。

実は、人が森から遠ざかるにつれて、森は足を踏み入れるのも難しいほど荒れてしまうのです。人が森に入って木を切って手入れをすることによって森は元気になっていくんですよ。また、人も木々の匂いや小鳥のさえずりなど、自然と触れ合うことによって元気をもらっていると感じています。

Q:どんぐりネットワークで働くことになったきっかけは何ですか? 
- 2000年4月にどんぐりネットワークの行事に参加したのがきっかけです。その前年に、大手術をして、歩くのがままならない状態だったんです。その頃、子どもはまだ小学2年生で、なかなか遊びに連れて行くことができなかったんです。

そんな時に、どんぐりネットワーク主催で高知の大川町で植樹のイベントがあり、参加したのです。子どもに木や土を触らせたら喜ぶかと思って。その時、バスの中で、県庁の方が「香川は水を高知からもらっているので、高知の木を植えることは命の水を創ることなんです。」と話してくれたのがとても印象的でした。  

また、きつい坂を上って森に入ったのに、降りてきたらどこも痛くなかったんですよ。自分は元気なんだってうれしくなったんです。実際に、自分が1本くらい木を植えただけでは微力だと思いますが、命の水を創るという大きなストーリーの中に惹きこまれたんだと思います。

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Q:どういう形で協力できますか?
- 月に何回か楽しいイベントを開催しています。また、『どじょうクラブ』というのがあり、年会費2000円で、森づくり活動に協賛していただくこともできます。また、イベントが無くても、ハイキングコースがあるので、森を楽しんでいただけますよ。

炭焼きやもちつき、里山歩きなど、自然の中で伝統的な慣習に触れることによって、その楽しみを周りの人達や次世代に伝えて欲しいと思うんです。人間は自然の中で生きていかなければいけないと思っています。自然の中で生きていくことによって、豊かな社会づくりができると思っているんです。だからこそ、もっともっと森に触れて欲しいと思います。

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Q:あなたにとって仕事とは何ですか?
- 私は今まで好きな仕事をしてきました。お金のために仕事を選ばなかったのは恵まれているかもしれませんね。与えられた職場環境の中で、自分が自分らしいことができるよう、努力していくことが大事だと思います。そして、長く続けるにはしたい仕事を選んで欲しいと思います。また、私自身、40代後半から50代後半のお友達が多いのですが、この世代で新たな職に就くのは難しいようです。そういう状況を見ると、もっともっと女性が活躍できるような社会の受け皿も必要ではないかと思います。

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白井 章江さん   しらい ゆきえ 
Prof ile
徳島県出身。結婚を機に香川に来て、三木町に在住。
結婚前には、幼稚園の教諭として働いていた。
子育て中にどんぐりネットワークの活動に参加し、活動に共感を覚え、参加し始めた。
現在はどんぐりネットワーク事務局長として活躍中。

ドングリランドビジターセンター
住所:香川県高松市西植田町6082-2
Tel:087-840-4072、 Fax: 087-840-4073
開館時間:午前9時~午後5時休館日:火曜日
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さぬき市市長  大山 茂樹さん

2012年9月19日

「魅力あるさぬき市を住民参加によるまちづくりで活性化したい。」

Profile 32
今回、お話をお伺いしたのは・・・・さぬき市市長  大山 茂樹さん

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Q:どのような地域づくりを目指していますか?  

- 住民参加による地域づくりを目指しています。その一環として、地域まちづくり活動支援制度をつくりました。地域コミュニティが自ら考え、提案したことを市が応援する制度です。地域の自助・共助・公助に地域の人達が関わり、住民が主役で参画するような市政にしたいと思っています。また、今後も財政再建に重点を置きながら、社会インフラの整備にも取り組み、自立する市にしたいですね。

Q:さぬき市の抱える問題はなんですか? 

- 財政の逼迫と人口減少です。国勢調査では、県内の市町の中でさぬき市の人口減少数が一番多くなりました。さぬき市と県外では、転出人口より転入人口の方が多いのですが、香川県内では、さぬき市から他市町に移住する人口の方が多いのです。そのため、県内の人口移動に歯止めをかけたいと思っています。

そこで、さぬき市への定住促進を図る取組みをしています。例えば、さぬき市で家を買ったり、建てたりしたら、定住促進の奨励金という形で固定資産税の半分を3年間交付します。また、地域に人が住むためには、雇用の場が必要となるため、既存産業の活性化や企業の誘致もしています。

Q:さぬき市の魅力について教えて下さい。

- さぬき市にはすばらしい風景や自然があり、大串半島、みろく公園、亀鶴公園、古墳などいろんな観光スポットや史跡などがあります。また、ここは、平賀源内が生まれた土地ですし、四国八十八か所のうち、最後の3つのお寺である86番、87番、88番があります。このように、さぬき市にはいろんな魅力がありますので、訪れる人のリピーターを増やしていきたいですね。

Q:さぬき市に課題があるとすれば、どんな点でしょうか?

- まず、財政状況の改善です。さぬき市は地方交付税が多いのですが、自主財源を増やす必要があります。固定資産税や市民税などの税収が増えるような取組みをしながら、歳出の削減が求められます。

個別には、例えばお年寄りの単身世帯が増えた時に、交通手段をどうするかが課題になります。今、免許証の自主返還を進め、コミュニティバスを走らせているのですが、行政区域が広いので、その分経費がかかってしまいます。

Q:課題を解決するためにどのような取り組みをされていますか?

- 収入を増やすためには、人口が増える取組みをする必要があります。そこで、雇用の場を創ったり、子育てやお年寄りの介護に適した地域づくりを進めています。一方で、収入を増やすのは限界があるので、支出を減らす財政健全化の取組みにも力を入れています。職員数の削減や温泉施設の民間委託など、経常的な経費を減らす対策を検討しています。 

また今後は、市民の皆さんに市政に参画してもらって、いろんな責任の一部を共有するような合意形成ができれば、新しい10年に向かって進んで行けるのではと思っています。

今後の抱負についてお聞かせ下さい。

- 瀬戸・高松広域定住自立圏に参加し、高松市などとの交流等により、地域の活性化を図りたいと考えています。県内では、高松市への一極集中が進んでいるので、さぬき市ならではの良いものを活用し、周辺の地域と責任や役割を共有しながら一緒になって発展できればと思っています。

また、今年は合併10周年記念事業を1年間を通して行う予定です。さぬき市は、高松市に近く、自然や文化など、いろんな良いものがたくさんあるので、ぜひお越し下さい。「さっきー」もお待ちしています。


大山 茂樹さん   
Prof ile
昭和25年9月生まれ。
昭和50年4月、香川県庁に入庁後、長寿社会対策課長、人事課長、商工労働部次長、農政水産部長を歴任。平成18年に香川県庁を退職後、さぬき市長に就任。

さぬき市役所
住所:香川県さぬき市志度5385番地8
Tel:087-894-1111(総務課)
http://www.city.sanuki.kagawa.jp/

ライフスタイルブティック グレースマーケット カフェスタイルハズキ オーナー 木村 葉月さん

2012年9月19日

「自分の生きざまをぶつけながら、新しい生きざまを提案していきたい。」
Profile 33

今回、お話をお伺いしたのは・・・
ライフスタイルブティック グレースマーケット カフェスタイルハズキ オーナー 木村 葉月さん

 北浜アリーの一角に佇むグレースマーケット・カフェスタイルハズキは、扉を開けると天井高いオープンスペースが広がり、ブリザードフラワーやワイン、雑貨などがとっても幸せな気分にしてくれる心地良い空間。花を通じて新しいライフスタイルを提案するオーナーの木村葉月さんに話を伺った。

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Q:フラワーショップとカフェを融合させたショップを始めたきっかけは?
- もともとは、北浜アリーでフラワーショップをしてたのですが、N.Yギャラリーに移転したのです。すると、少し離れただけでお客様の足取りが途絶えてしまったのです。そこで、花とワインの通販を始めたところ、通販のお客様が県外から来て下さるようになりました。でも、がっかりした顔で帰っていく姿を何度か見ることがあったのです。N.Yギャラリーでは、テナントがどんどん抜けて行って、がらんとした寂しい感じだったので・・・。

その頃は、ここから出た方が良いとの意見をいただいたこともありました。でも、気づいたのです。私は、ここが好きなんだと。ここは、昭和初期に建てられた穀物倉庫をリノベーションして造られたとても心地良い空間です。私は、この場所にしがみつくために通販を始めたということに気づいたのです。

そこで、ここをどう生かすかということを2、3年考え続けました。そして、カフェとフラワーショップを併設して、カフェや結婚式場の二次会場として活用するという発想が出てきたんです。

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Q:ショップのコンセプトは?
- 「花を通じた新しいライフスタイルの提案」です。
私の好きな色や好み、感性でショップを創っていて、自分自身の生きざま(ライフスタイル)をぶつけているということに気づいたのです。自分の生きざまが反映されたこのショップを通じて、新しい生きざまを提案していければと思っています。

また、花の送り方を新しく提案する花屋でありたいと思っています。花の魅力や価値などの本質の部分は変わっていないと思います。ただ、花の送り方や花が使われる場面は時代と共に変わってきています。花を送ったりもらったりする幸せの本質的な部分を保ちつつ、花の新しい使い方を提案していきたいです。

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Q:カフェで働きたい日人にメッセージを!
- 人がカフェに足を運ぶ目的は、お茶を飲むことだけではないと思っています。家でもできるけど、敢えてカフェに行くのは、自分の中に何かをプラスするためだと思います。だからこそ、そのプラスの部分をいかに提供できるのかということを考えながら働くことが、カフェという場では大切だと思います。

また、カフェによってそれぞれテーマがあります。自分が働くカフェのテーマは何だろうって考えながら働くことも大事です。そして、自分自身の人生のテーマはなんだろうって、生き方も考えながら働いて欲しいですね。自分の強みが何なのか見えてきて、自分自身もいい働き方ができ、カフェのさらなる魅力づくりにも繋がると思います。

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木村 葉月さん   きむら はづき
Profile
1973年、丸亀市生まれ。恵泉女学園短大卒。
京都の華道専門学校終了後、造園会社や花屋などを経て、
2004年にグレースマーケットをオープン。
2011年5月にカフェスタイルハズキを併設してオープン。

Life STYLE BOUTIQUE GRACE MARKET
営業時間:11:00 ~20:00  (火曜:~18:00)
定休日:無休

Cafe Style Hazuki
営業時間:8:00~22:00
定休日:火曜日

住所:香川県高松市北浜町12-7 N.Yギャラリー内
Tel/FAX:087-811-4530
HP:http://www.gracemarket.net/

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