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未来に繋がる香川へ

2012年6月

増田畜産 有限会社 増田孝さん

2012年6月18日

「ブタが環境を変え、生活を支え豊かな地域社会を創る」

Profile 24
今回、お話をお伺いしたのは・・・・
増田畜産有限会社  増田 孝さん
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増田さんは、「ブタ肉は人間の胃袋を満たし、ブタの骨からはラーメンのダシが取れます。食べれないのは豚の鳴き声だけです(笑)。しかも、ブタは人の食べ残しを食べてくれて、ブタが出した糞はCO2(二酸化炭素)の削減に役立つし、堆肥として使えば、土地まで豊かにしてくれます。」と語る。だからこそ、ブタは漢字で福多と書くべきだと言う増田さん。ブタを通じて、循環型社会をサポートする取組みをし、地域の活性化にも繋がる活動を行っている増田さんの取り組みについて迫ってみた!

Q:今の仕事を始めたきっかけは?
- 私は高校を卒業後、埼玉で調理師免許を取って、コックをしてたんですよ。そのうち、自分で育てあげた素材を使った料理を振舞うレストランをしたいと思うようになったんです。

お客様から注文をもらってから畑に出て素材を採って、お客さんの前でさばいて料理を出すレストランを。一面に田畑が広がっていて、その中にぽつんと立つレストランって素敵じゃないですか?ただ、野菜の植え替えの時期には、堆肥が充満しているかもしれないですけどね(笑)。そんな夢を持っていて、実家が養豚場をしていたので、香川に戻って来ました。

Q:畜産業の魅力は?
- 畜産業は、受注というものが無くて、営業をしなくてもいいので、仕事がしやすい産業だと思います。作ったものはお肉屋さんが買ってくれるのですから。ただ、相場があって、自分で値段を付けられないのが難点ですね。

しかし、コストダウンの努力をすれば、その分の見返りはあります。例えば、残渣を豚に与えて、エサ代のコストダウンを試みたり、バイオマスボイラーを使って、豚の糞尿を活用した暖房システムを取り入れたり・・・。

節約はエコに繋がり、食品残渣を与えることは、エコフィードと呼ばれてるんですよ。節約はエコにもいいのでエエコトなんですよ(笑)。また、ブタの存在は循環型社会をサポートしてくれているとも実感しています。ブタは、ゴミとして扱われた食品残渣を食べ、ブタが出した糞尿は堆肥として使われて野菜や米を育て、それらを私たちが食べてるんです。このように、ブタがゴミを減らし、土壌を豊かにし、私たちの生活を支えてくれています。ブタを介して、ゴミが譲美(ごみ)になるんです。

Q:工夫している点は?
- ブタの糞尿をCSR(企業の社会的責任)として活用する面白い取組みをしています。最初は、養豚場内の床暖房の節約を考えて、ブタの糞尿を燃料に代えるためにバイオマスボイラーを導入したんです。でも、なかなかコストダウンには繋がらなかったんです・・・。

しかし、従来使っていたボイラーに比べて、年間当たり約57トンのCO2(二酸化炭素)削減に繋がっていることを指摘されたのです。さらに、CO2排出権の取引ができる取組みができていることが判明!そこで、我社で削減したCO2の排出量を協同回収に売却して、協同回収は、購入した排出枠を地元に寄付して、祭りやイベントなどを支援し、CSR(企業の社会的責任)活動に生かしています。

こんな取組みができるなんて、毎日、ブタのふんを服に付けているだけに、私は運のいい男です(笑)! 運のいい男です(笑)!

Q:ブタに対してどのような思いで接してますか?
- 毎日が祈りですね。ここでは、ブタは産まれてきても、たった6ヵ月しか生きられないんです。たった1キロで生まれて来て、半年で110キロにまでなって、人間が決めた規格で殺され、食べられるんです。だから、6ヵ月の間、健やかに生きて欲しいと思います。人間の都合でブタを殺さないといけないのですから・・・。

だから、私達は食べ物から貴重な命をいただいているということを忘れないようにしなければいけないと思っています。自然の恩恵を受けているということを・・・。

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おまけ:
増田畜産にたどり着くまでには、こんな看板もあり、ユーモアたっぷりの増田さんの仕掛けに思わず笑顔になりますwink

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増田 孝さん ますだ たかし

Profile
三豊市高瀬町出身。1976年6月22日生まれ。
笠田高校卒業後、調理師学校で勉強。
調理師として5年間働いた後、Uターンで香川に戻り、
家業の養豚業に就く。

増田畜産 有限会社

住所:香川県三豊市高瀬町上勝間1117-3
Tel/Fax:0875-72-5469
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株式会社 ファイブアローズ

2012年6月 8日

「香川、そして日本のバスケを盛り上げていきたい」

Profile 23
今回、お話をお伺いしたのは・・・・

高松ファイブアローズ ヘッドコーチ 
前田 顕蔵さん

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2010年にメインスポンサーの撤退により事実上、解散状態に陥った高松ファイブアローズ。しかし、同年の7月に、代表取締役に星島郁洋氏を迎え、新たなチームとしてスタートを切った。そんな新チームのヘッドコーチとして任命され、星島社長とタッグを組み、チームを率いる前田ヘッドコーチに話を伺いました。

 Q:高松ファイブアローズのコーチになったきっかけは?
- 喜多選手は高校の先輩だったのですが、高校生時代の共通の友人から、アシスタントコーチの話を伺ったのがきっかけです。当時は大阪にいたのですが、高松に来て具体的な話を聞くうちに、挑戦したいと思ったのです。これまでアシスタントコーチを3シーズン務め、今シーズンからヘッドコーチを務めています。

Q:どのような思いで、ヘッドコーチとしてチームを率いているのか?

- ヘッドコーチとして声を掛けてもらった時には、自分が引き受けるのはまだ早いと、正直、思ってました。ただ、経営状況やチームの成績などのこともあり、潰れてしまうのでは・・・という経験をしただけに、絶対にファイブアローズをつぶしたくないって思ったんです。これまでバスケをやってきて、日本のバスケを盛り上げたいと思っていたので、その思いに反することはしたくないと思い、ヘッドコーチを引き受けました。

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ただ、この小さい球団が成り立っているのは、ファンの人達やスポンサー様がいて下さっているからこそですが、まだ結果を出せていない状況です。しんどい状況が続いているので、結果を出して恩返しをしたいという気持ちでいっぱいです。ヘッドコーチをやり始めると、厳しいという状況をもろに体験しており、力不足ということをつくづく実感しています。それでも、勝ちたいという思いやチームを良くしたいという気持ちで、前だけを向いています。

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Q:今季の試合を通して感じる課題は?
- ケガが原因で、外国人選手が4人から3人になった影響もあって、状況としてはすごくしんどく、負け続けています。ただ、そんな中でも、立ち止まるという感覚は無く、逆に、「絶対に勝たないといけない」という選手の意識は上がっているのを感じます。課題は自信をもつことが難しい状況であることです。やはり、自信が無いとミスに繋がったり、消極的な姿勢になったりするので、どれだけ自信をつけて試合に臨めるかということが課題だと思います。

選手たちの自信をつけるために、すごく基本的なことをきっちりやっていくということをしています。毎日を惰性でやるのではなく、1日1日をちゃんとやっていくことしかないと思っています。

Q:どのようなバスケを目指していきたい?
- 走るバスケット、全員が早い段階で点を入れれるようなチームを目指しています。エースという選手はいませんが、シーズンが進む中でチームで成長していきたいと思っています。そして、プレイオフ出場を目指して頑張っていきます。

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前田 顕蔵さん  まえだ けんぞう

Prof ile

1982年6月27日生まれ。大阪府出身。大商学園を卒業後、1年間英語の専門学校で勉強した後、アメリカの大学に留学。2年間、アメリカの大学でバスケに打ち込んだ。帰国後、大阪でヒューマンアカデミーのバスケット学科でアシスタントコーチとして1年余り指導した後、高松ファイブアローズに。3年間、アシスタントコーチとして活躍後、現職。

株式会社ファイブアローズ
〒761-0113 香川県高松市屋島西町2366-8 銀星ビル1階
TEL(087)818-1588  FAX(087)843-1599
Twitter:t5a_official       http://www.fivearrows.jp/ 

 


 

 

 

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