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未来に繋がる香川へ

2011年10月

株式会社 ファイブアローズ 代表取締役社長兼GM 星島郁洋さん

2011年10月31日

「バスケットボールを通して地域の活性化に貢献したい」

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今回、お話をお伺いしたのは・・・・
星島郁洋氏(株式会社ファイブアローズの代表取締役社長兼GM)

高松ファイブアローズは、メインスポンサーの撤退によって、2010年には事実上、解散状態に陥りました。しかし、新たなスポンサーや存続を求める8,000人の署名が全国から集まり、チームの存続が決定しました。
そして、同年7月には、株式会社ファイブアローズの代表取締役に、経済産業省のキャリア官僚であった星島郁洋氏が就任し、新たなチームとしてスタートを切りました。
そんなファイブアローズを率いる星島社長に話を伺いました。


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経済産業省での経験
質問:元々は、経済産業省のキャリア官僚をされてましたが、当時のお仕事についてお聞かせいただけますか?

‐経済産業省では色んな仕事を経験させていただきました。分野としてはWTO(世界貿易機関)やAPEC (アジア太平洋経済協力)等の通商交渉から震災の際に注目を受けていた原子力安全・保安院、最後の3年間は中小企業の金融支援政策など、非常に幅広い分野を経験しました。

仕事の内容も、組織の雑用的仕事から大臣の国会答弁の下書きといった基本的なところから、法律案作成のチームリーダーや短期間で1500億円の予算を獲得するプロジェクトの中心的な仕事のような大きなものまで、多岐に渡っています。
WTOやOECD(経済協力開発機構)、APEC等の通商交渉や経済外交の現場にも携わることができました。

ベンチャーの現場で自ら挑戦したい
質問:経済産業省のキャリア官僚から転身して、ファイブアローズのチーム再建に取り組もうと思われた理由・背景について教えて下さい。

‐元々、日本の経済を何とか元気にしたいという思いで経済産業省という職場を選びました。そして、カリフォルニアの大学院への留学経験を経て、「アメリカのようにたくさん大成功するベンチャーが生まれるような環境を日本に作りたい!」という追いかけたいテーマが明確になりました。

しかし、帰国後に中小企業庁金融課の課長補佐としてこのテーマを追求する中で政策としてできることはほとんど無いのではと思うようになったのです。そして、現場で実際にリスクを取ってチャレンジする人が1人でも増える方が、価値があると考えるようになりました。

そして、祖父の病をきっかけに、役所を辞め、ベンチャーの現場で自ら挑戦しようと決めた頃にbjリーグに出会い、その圧倒的な魅力と巨大な可能性に惚れ込んでしまったのでした。元々はbjリーグで働きたいと思っていたのですが、先方からファイブアローズの経営を打診され、1ヶ月間検討した結果、挑戦することに決めました。

未来への光に向かって
質問:実際にチームの再建に取り組まれ、1年余り経ちますが、どのように感じていますか?

‐1年目は、正直ただただ苦しかったです。全くリスクの無い職場から、プレッシャーの大きい資金繰りの大変な現場に待ったなしで放り込まれたような感じです。ほとんど資金や売上の無い中で、スタッフや選手にどうやって給料を払うか、関係先にどのように支払をしていくかというリスクが非常に高いというのが現状だったからです。1年間はほとんど資金繰りのことしか考えられないような状況で、毎日頭と胃が痛かったです。

1年経ち、現在はよいスタッフも集まって来てくれて、同じく苦しい状況ではあるのですが、明るい光もはっきりと見えてきました。今はワクワク感の方が少しだけ大きくなってきました。

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                                                                                     photo by Fuke Studio

今季のプレーオフ出場を目指して

質問:今後はチームをどのように盛り立てていきたいと考えていますか?

‐ファイブアローズは今季のプレーオフ出場を目指して戦っていきます。そのためには、現場であるチーム、フロントである運営会社の双方がそれぞれにプロとして全力を尽くし、結果を出して行くしかありません。経営者としてはできるだけ速いスピードで成長し、チームとフロントを引っ張っていけるよう、がんばりたいと思います。

質問:ファイブアローズのファンの方々へのメッセージをお願いします。 
‐今年のアローズは、チーム、フロント共に着実に成長し、大きな花を咲かせます。是非、応援よろしくお願いします!

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                                                                                    photo by Fuke Studio
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星島 郁洋 さん   
Profile
1976年9月12日生まれ。岡山県出身。京都大学法学部を卒業後、経済産業省に入省。
2005年にアメリカ合衆国カリフォルニア州に留学し、2007年から中小企業庁金融課課長補佐を務める。
2010年7月に経済産業省を退職し、高松ファイブアローズ代表取締役社長兼GMに就任。

株式会社ファイブアローズ
〒761-0113 香川県高松市屋島西町2366-8 銀星ビル1 階
TEL(087)818-1588 FAX(087)843-1599
Twitter:t5a_official
http://www.fivearrows.jp/
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株式会社 香川フードサービス 

2011年10月31日

「人生の夢、実現に向けて」
Profile 7

今回、お話をお伺いしたのは・・・・
株式会社 香川フーズサービスの代表取締役の香川重義社長。

33歳の時に「ほっかほっか亭」のオーナーとして独立され、今や数多くの飲食店を手掛けられています。「地域の食卓になって欲しい」との思いで手掛ける外食産業に関してお話を伺いました。

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 思いを強く持って、しっかりと見ることが夢の実現に・・・

Q:外食産業を始めようとしたきっかけは何ですか?
- 学生時代に、東京の上野にある喫茶店でアルバイトをしていたんですよ。その当時は、コーヒー1杯が80円〜100円でした。そして、コーヒー豆が1キロ800円程だったのです。その時、思ったのです。外食産業は、商売に繋がると。1杯8円のものが、80円になるのですから。その頃から、外食産業に関心を持ち始めましたね。

大学卒業後には、転職を重ねました。そして、縁があって、カトキチに入ったんです。8年半ほどの間、冷凍食品販売を専門にして、外食産業を対象に営業をしていました。そんな折、「ほっかほっか亭」の創業者である田淵道行社長とお会いする機会に恵まれたんです。同じ香川出身で、同じ大学の卒業生だということを知りました。

彼との出会がきっかけとなって、香川に戻って「ほっかほか亭」のオーナーとして独立すると決心しました。それが、企業家を目指す第一歩となりました。今から考えると、学生時代から外食産業をしたいという思いを持っていたからこそ、そんな縁に恵まれたのだと思います。

ありたい自分の姿を明確にすることが大事

Q:30店舗以上にも及んでお店を広げられている秘訣は何ですか?
- 社員に恵まれていることだと思います。各店舗の店長が経営者の代わりに、しっかりと人生をかけてやってくれているからこそ、店舗を広げていけたのだと思っています。店長がお店をしっかりと守ってくれているからこそ、成り立っているのだと思います。

我社では、自分自身の将来に対して夢を持ち、遣り甲斐を感じてもらうために、土屋経営の3KMを取り入れているんですよ。3つのKは、個人・家庭・会社の頭文字で、Mは一人ひとりが持つべき目標(Mark)、自らの管理(Management)、モチベーション(Motivation)を表しています。この3KMを取り入れた人生設計書を社員にそれぞれ年始までに作ってもらうんです。私は、手帳に入れて持ち歩いていますよ。こうやって、会社・家庭・個人の各項目で、ありたい自分の姿と行動プランを書いて、ありたい自分の姿を明確にすることが、遣り甲斐を持ってしごとに取り組む姿勢に繋がっていると思っています。

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            (株)香川フードサービスの理念と社訓

お客さまを思う気持ちが、サービスの付加価値に繋がる

Q:飲食店で働きたいと思っている人にメッセージはありますか?
- 飲食店は、時間やサービス、場所を提供します。だから、気持ち良い時間を過ごしてもらうための場所やサービスを提供しているという気持ちで働いて欲しいと思います。快適な時間を過ごして欲しいと思う気持ちがお客様へのサービスに表れるからです。

外食産業は「ピープルビジネス」ですからね。お客さんのおしぼりを変えたり、お水を替えたりするなど、仕事に対する思い入れやサービスで業績は変わります。スタッフのサービスが付加価値となるからです。自分自身の思いや頑張りによって、人生の夢を実現出来るやりがいのある職場が、飲食店だと思います。

また、若い人達には、目標を持って欲しいと強く言いたいですね。その目標を自分で具体化して、行動することが大事だから。思いは必ず実現します。でも、思わないと何も始まらない。自分の思いを実現するということに信念に持って、行動することが夢の実現に繋がるので、まずは目標を持ってほしいですね。 

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プロフィール
香川 重義さん

( 株) 香川フードサービス 代表取締役
香川フードサービス株式会社を昭和58 年11 月に設立。
持ち帰り弁当チェーン「ほっかほっか亭」14 店舗、「焼肉五苑」6 店舗、セルフうどん桃山亭5 店舗、
「博多一番鳥」「おいでまい」焼き鳥屋2 店舗、情熱ホルモン5 店舗、二番町バール1 店舗、
とんかつかつや1 店舗、全34 店舗の飲食店を手掛ける。

住所:香川県丸亀市山北町43-3
Tel:0877-58-1235
Fax:0877-58-1237
E-mail:honsya@kfsg.co.jp
HP:http://www.kfs-g.com/

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公共法人セカンドハンド

2011年10月26日


「人がキラキラ輝く活動を日本でも広めたい」

Profile 5

今回、お話をお伺いしたのは・・・・
ガスケット里佳さん(公共法人セカンドハンド 高松店・片原町店の店舗マネージャー)

「ひとりひとりの力は小さくても集まれば大きな力になる。」をモットーに、チャリティーショップやバザーでの収益を有効に使って国際協力を行っているセカンドハンド。具体的にどんな活動をしているのか、また、どんな想いで仕事をされているのか、ガスケット里佳さんに話を伺ってみました。

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       (中央に映っているのがガスケット里佳さん)

私たちの小さな手で・・・
Q:セカンドハンドという組織について教えていただけますか?
セカンドハンドという名前は、Second hand(もう片方の手...余力)で協力し合い、中古の品物を売り支援するという意味合いで名づけられました。私達は、カンボジアを主な支援先としていますが、この国では、内戦で何十万人、何百万人と言われる人々が犠牲になって、国を支える主力となる30歳以上の人口が極端に少ないというのが実情なんです。そんなカンボジアを支援したいと、1994年に香川県高松市にチャリティーショップをオープンしたのがセカンドハンドの原点です。

カンボジアでは、学校建設や奨学金制度などの教育支援、職業訓練による自立支援、救急医療支援や医療施設の建設などの医療支援、孤児院施設への支援、そして、フェアトレードなどを実施しています。

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                                                                  色がとってもカラフルなカンボジア生まれの小物達sagittarius

国内では、市民が気軽に国際協力に関われるチャリティーショップ活動の他に、チャリティコンサートやチャリティバザーなどのイベントを開催したり、国際協力への理解を推進するために講演会を実施したりしています。活動には、いろんな企業や人が関わっています。学生から80代の方まで幅広い年代の方々がボランティアに来て下さっているんです。ボランティア活動を通して、様々な人たちが社会と繋がったり、誰かの役に立つことで自信をつけたり、生き甲斐を感じたりできる場ではないかと感じています。 

イギリスでキラキラした活動に出会って

Q:セカンドハンドの設立のきっかけは何ですか?
創設者の新田が、イギリスに旅した時にオックスファムというNGOが行っていたチャリティーショップと出会ったのです。新田が、オックスファムが行っていたシステムに感動したことが一つのきっかけです。モノを再利用することで国際協力ができて、学生からご年配の方々までもがキラキラ輝いて活動をしている様子が、心に残っていたそうです。そして、「日本でもこのような活動をいつかやってみたい、そして広めたい。」と、思ったそうです。

その後、新田は、カンボジアを訪れる機会があり、内戦のつめ跡が色濃く残ったカンボジアではまだまだ支援が必要とされている現状を目の当りにしたそうです。その時、オックスファムの活動や仕組みに対して抱いた感動を思い出し、取り組んでみようと決心し、セカンドハンドが誕生したのです。

product3.jpg                                
                      カンボジア生まれのワンちゃんがいたりします♪

人が活き活きと社会と繋がれる場を広げていきたい

Q:今後、どのように活動を展開したいと考えていますか?
いろんな方々が、支援先と繋がれる場を広げていきたいと思っています。そのために、切り口を広げていけたら素晴らしいことだと思います。ただ、日本では、なかなか民間団体が成長できていない部分があります。大きくなればいいというわけではないけれども、多くの団体が助成金に頼っている部分があります。セカンドハンドも、市民団体として成長していかなければならないと実感しています。

今回の東日本大震災の時には、震災支援を行ったのですが、電話が鳴りやまなかったのです。多くの方々が物資を持って来てくださったり、仕分けを率先してサポートしてくださいました。そんな気持ちを持った人が地元にはたくさんいるということを知りました。みんなが「ありがとう」って言って、支援物資を持ってきてくれたのです。みんなが何かしたいと思った時に、その思いを形に変えることができる組織が地域にあるということは大切だと、その時に実感しました。

Q:どのような支援・協力が私たちにできますか?
何でもできますよ。チャリティーショップでお買い物するだけでも支援につながります。車いすの方は座ってできる作業を手伝って下さっていますし、皆が気持ち良く作業ができるように掃除だけしに来て下さる方々もいます。提供品を持ってきてくれるのも支援に繋がります。どのような協力でも大歓迎です。

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ガスケット 里佳

プロフィール
福岡県出身。オーストラリア在住中にチャリティーショップに魅せられたことをきっかけとし、セカンドハンドに就職。
現在は、高松店・片原町店の店舗マネージャーとし活躍中。

公共法人 セカンドハンド
本部:〒760-0055 高松市観光通 1-1-18
TEL&FAX: 087-861-9928
E-mail:jimukyoku2hand@yahoo.co.jp
HP:http://2nd-hand.main.jp

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大山牧場 『うしおじさん』 オーナー夫人 大山育枝さん

2011年10月26日

 「農業を魅力あるものにして、農業を目指す人を増やしたい」

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今回ご紹介するのは・・・
大山牧場うしおじさんのオーナー夫人である大山育枝さん。
うしおじさんは、日本の全乳牛の0.6%と言われているジャージー牛をこだわりを持って育て、生乳の生産から商品の開発・販売までを行われており、地元では根強い人気があります。そんなうしおじさんに関して、大山さんにお話をお伺いしました。

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牛乳を飲むということは、牛の命をいただいているということ
Q:大山さんは牛乳作りに対してどのような思いを持たれていますか?

牛乳を飲むということは、母牛が子牛のために出しているミルクを私達人間がいただくことだと思っているんです。だから、牛からいただいた大切な命を大事に扱い、大切にお届けしていかなければと思っています。

また、牛乳の質にこだわった牛乳作りをするのは、生産者の責任だと強く感じています。私自身、もともと小学校の教師をしていたんですよ。そのため、牛乳は、毎日給食で子供たちの口に入るものだというイメージが強いんです。また、十数年前から牛乳の販売を行うようになったのですが、『生産者の顔が見えて、安心して口にできる物が欲しい』という声が、お客様から聞こえて来たのです。そんな声を聞いているからこそ、牛乳の質にはとことんこだわらないといけないと思っています。

今では、餌づくりから始まって、交配や育成、搾乳、加工、充填、販売まで全てのプロセスで目が届くように自分たちで行っているんですよ。牛の大事な命を子どもたちに届ける役目を担っていると思うと、安心できる牛乳づくりには決して妥協してはいけないと思うのです。

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                                       ジャージー牛は、こんなにハンサムlovely
安心して口にしてもらえるものを届けたい
Q:うしおじさんでは、生乳の生産から商品の開発、そして販売まで手掛けた6次産業を実践されていますが、本当に難しいことに挑戦されていると思います。6次産業を行うことになったきっかけについて教えていただけますか?

きっかけになったのは、阪神大震災にあるんです。もともと、うちで作られた生乳は、大川農協プラントや乳業会社2社で処理されて、そこから販売されていたのです。しかし、乳業会社の1社が大阪に位置していたため、阪神大震災が起こった時には、恐怖にも似た危機感を抱きました。もし、乳業会社が震災の被害を受けていたら、生乳の加工や販売ができなくなる・・・・と。その時、自分たちで加工することの必要性を肌で感じました。

また、安心して食べられるものが欲しいといった消費者のニーズに合った、顔が見える商品を売りたいという思いも高まっていたという面もあります。結果的には、大阪に位置していた乳業会社は阪神大震災の被害は受けなかったのですが、その時に感じた危機感が、生乳の生産から販売まで手掛けなければいけないという思いを行動に移す大きな後押しとなりました。

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農業を魅力あるものにしたい
Q:6次産業化への取り組みをされながら、どのような思いを持たれていますか?

酪農経営でも、きちんと所得を創出できるということを示していきたいと強く思っています。そうすることによって、農業をしたいと思ってくれる人達が少しずつでも増えてくれたらと思っています。日本の農業就業人口は毎年十数万人ずつ減り続けているのです。そして、約半数は70歳以上の高齢者が占めています。酪農業では、生乳生産量、酪農家戸数、実所得が継続して減っていて、低迷の傾向が続いているのが実情なのです。私たちのような一軒一軒の酪農経営の努力が、明日の農業の再生や活性化に繋がれば・・・と思っています。

自負と責任があれば、誰でも輝ける
Q:お話を伺っていて、本当に大変なことにチャレンジされているとつくづく感じたのですが、ここまでこだわれるのはなぜですか?

私は、もともと教師をしてたんですよ。でも、プロポーズの言葉が、『一緒に牛を育てて欲しい』だったのです。その言葉を聞いて、私は決心しました。私は牛を彼と一緒に育てていくんだと。念願の教師を辞めてまで牛を育てることを決めたのだから、酪農を選んで良かったって思える仕事にしたいと、心を決めたんです。心からそう思えるようになるのに、5年かかりましたけどね。自負と責任があれば、誰でも輝けるんだと思っています。

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牛おじさん
〒761-0901 香川県さぬき市大川町富田西215 ( 有) 大山牧場
Tel: 0879-43-5645 
HP: http://www.ushiojisan.com
営業時間 10:00 ~ 18:00 
定休日 月・火(祭日は営業)
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スカイファーム

2011年10月20日

香川をいちごで元気に

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今回、お話をお伺いしたのは・・・・
川西裕幸さん(いちご屋 スカイファーム 代表取締役)
川西さんは「農」の魅力を発信し、「農」を通して人と人を結びつけ、農業を通して地域を盛り上げたいという思いから、同じ志を持つ仲間と「香川げんきネットSEED」を設立されました。元気な日本を作るためにも、「農」が注目されている今、行われている取組みについてお話を伺いました。

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                       スカイファームのスタッフたち(左端の男性が川西さん

Q:農業に対してどのような思いを持って携われているのですか?

農業は、私達が生きていく上で無くてはならない『食』を提供しています。そのため、地元の『食』を守るということは、私達の食文化や農業文化の伝承にも繋がると考えています。また、農地や水田は環境保全に大切な役割を担っていますし、美しい景観を形作っています。このように、農業は、私達の生活の礎(いしずえ)となっているのです。しかし、現実的には、少子高齢化が進むなか農家の高齢化にも歯止めがかからず、耕作放棄地や離農は増加傾向にあります。

香川県の食料自給率は、直近のデータではカロリーベースで36%にしか満たず、ただでさえ世界的に見ても低い日本の自給率平均の40%を、さらに下回っています。だからこそ、生きるための基礎となる農業を、地元香川でどうしても守っていきたいと思っています。

Q:同じ志を持つ仲間と立ち上げられた「香川げんきネットSEED」についてお話を伺わせて下さい。

香川げんきネットSEEDは、農業をもりあげていこう!という、篤い思いを持った30代〜40代の農業家が中心となり結成されました。『農家が元気になれば香川が元気になる』をスローガンに活動しています。SEED (種)という名前には、明日の未来のために種を蒔こうという思いが込められているのです。SEEDのメンバーは他業種の人達も加わり、農業以外からの視点や発想を取り入れた商品開発を進めるため、毎月のように活発な話し合いを行っています。

また、農業家とお客さんとが繋がるような仕組みが、地元の農業を活性化するためには大切だと思っています。そのため、親子農業体験や東日本大震災応援チャリティイベントなど、農業家と消費者との交流イベントを活発に行っています。さらに、地元で作った野菜を新鮮なうちに届けたいという思いから、農家の産直市を開き、地産地消に繋がるような活動をどんどん実施しています。

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                     スカイファームで愛情たっぷり込めて育てられたイチゴは美しい!

Q:スカイファームでは、どのようなこだわりを持ってイチゴを育てられていますか?

スカイファームは『安心して食べられるいちごを届けたい』というこだわりを持っています。そのため、農薬の使用を極力控えるため、地上80㎝の高さでいちごを高設栽培しています。そして、私達の思いやこだわりに共感して、農作物をきちんと評価してくれる方々に買っていただきたいと思っているため、私達の取組みを見ていただけるように、いちごのハウスを1年中一般開放しているんです。いちごがどのような場所でどのように作られているのか見ていただき、消費者と生産者がお互いに顔が見えるような関係を、日々育んでいきたいと思っています。 

また、スカイファームの「いちご屋さん」では、たっぷり愛情を込めて作った完熟イチゴを用いたスイーツが大好評です。
クレープやコンポート、パフェやアイスなどなど、いろんなスイーツがあります。

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プロフィール
川西 裕幸さん

1970 年に高松市鶴市町に生まれる。
高校、大学と農学部で学んだ後、地元の農業法人に就職。

平成10 年に退職後、子供のころから好きだったイチゴの専業農家になる。
平成18年より「顔の見えるお客様に喜んでもらいたい」という思いからイチゴハウス横に直売所とスイーツ店を開店。
完熟朝採りいちごと手作りスイーツのお店をスタッフと共に運営し、年間3 万人のお客様に笑顔を届けている。
2008 年~ 香 川県農業士連絡協議会 副会長
2009年~ 香川県農業士連絡協議会 就農支援部会長

スカイファーム
香川県高松市飯田町 656-1
Tel:087-881-5256 Fax:087-813-2508

info@skyfarm.jp
http://www.skyfarm.jp/

営業時間 /10:00 17:00 定休日/ 年中無休
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