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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

株式会社 杢創社 谷内智幸さん

2016年1月22日

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今回の「すてきな仕事人」は、杢創社で家具作りに携わる谷内智幸さん。杢創社は、他の家具・住設メーカー
5社と新ブランド「Aria&Aura(アリア&アウラ)」を立上げ、日本テレビ『有吉ゼミ』の人気企画「坂上忍、家を建
てる」で
坂上忍さんのキッチンに採用されています!そんな杢創社で働く谷内さんに入社したきっかけや、仕
事のやりがい、大事にしていること等、インタビューさせていただきました。

*Aria & Aura は、無垢材挽き板をふんだんに使った木製ドア、木製サッシ、木製ブラインド、ガラスパーテーション、
ビルトインファニチャー、オーダーキッチンで、住空間をトータルプロデュースするブランドです。

 
『木工の面白さはじいちゃんが教えてくれた。』
 
- 谷内さんはなぜこの仕事をしようと思ったんですか?
 
僕がちっちゃい時にじいちゃんが木で小物を作るのが好きだったんです。
小学校の自由研究ではパチンコのピンボールを作ってくれて、すごいって思いました。
そんなじいちゃんの影響ですかね。木工に興味が湧いたのは。
 
高校生になって、進路を決める時には子どもの頃から興味のあった木工に関わりたいと
思うようになっていました。特に、家具を作りたいと思ってた。でも、地元の高知には行き
たい専門学校が無かったんですよ。香川にある穴吹デザインカレッジではデザインが学
べると聞いて、香川に来ることに。ここに入社したのは、学校から紹介してもらったんです。
 
- 学校で学んだ知識を仕事に活かせてるのですね
 
それが・・・。家具が作りたくて穴吹に入ったんですけど、家具作りを学べる科が無くて、家
具の勉強はできなかったんです。僕が勉強したのは、CADやパソコンを使っての空間デザ
インなんです。今はトータルデザイン科ができているけど、その時は無かったんです・・・。
 
- え~?!では、実際に仕事を始めた時は大変だったのでは?
 
学校では見たことも触れたことも無い機械ばかりで、最初の1年くらいは指示されたことを
ひたすらこなしていったという感じです・・・。家具を作る器具の名前すら分からなかった。
家具作りではミリ単位で数えるんですが、それも慣れないし・・・。でも、2、3年目に入った
くらいからかな。なんとなく分かる感じが。そっからですかね。仕事が面白くなってきたのは。
 
 
『言葉に出ていない要望を汲み取り、反映させる。そこに仕事の面白さがある。』
 
- 具体的には、どんな時に仕事が面白いと感じますか?
 
何すかね・・・。設計士さんと打ち合わせて、その要望以上の家具を作り上げた時ですかね。
 
これまでは、ほとんどの打ち合わせは社長が行って、僕は、社長の指示に基づいて作って
いたんです。間接的に先方の要望を聞くので、先方の要望やしたいこと、色のこだわりなど
が見えてこなかったんです。でも、直接話をすることによって、先方の人が口には出していな
いけどこうしたら喜んでもらえるだろうなあっていう部分が見えてきたりするように。打ち合わせ
の話の中から、そういった要望を汲み取って、要望以上のものが出来上がって喜ばれた時には
面白さを感じますね。
 
 
- 逆に、この仕事を辞めたいと思ったことはありますか?
 
家具作りに関して辞めたいと思ったことは無いですね。でも、一緒に働いている人と合わなくて、
「ここには長いことおれんのかな・・・。」と思いながら仕事をしたことはありますね。ただ、辞めた
いとか嫌で嫌で仕方が無いということは一度も無いですね。
 
- この仕事のやりがいはどんな所に感じますか?
 
やりがい?!えーっとね。やっぱり、考える力とか、先を読んで行く力とか、人を見る力を駆使して
家具作りをして、納得のいくものができあがった時ですかね。こういう力が無かったら、家具を作っ
ていても、ちょっとした詳細部分の不一致がクレームになったりするんですよ。言われたことをただ
ひたすらしよるようではいかんのですよね。
 
言われたことだけをしよる人もおるんですけど、そうなったらつまらなくなって辞めていくんやろうな
あって思います。
 
- なかなかそういう能力を習得するのは難しそうですね・・・。
 
後輩には、自分で考えられるような教え方だったり、接し方などを心がけてはしよりますね。やっぱり
言いたいことが伝えきれん部分をなんとなく組みとってあげるのが、この仕事では大事になりますから。
 
- どんな風に教えてるのですか?
 
例えば、コンビニに寄った時には、コンビニに入る人の服装や髪形、身だしなみ、歩き方などで何を
買うか当ててみって、後輩に、ちょっとしたことに気づかせる練習をさせているんです。たばこや珈琲
を買いにきた人、お金を下ろしに来た人、食べ物を買いに来た人など、よく観察すると、なんらかの
特長が見えてくるんですよ。そんな風に観察して分析するクセがついたら、相手が言葉で発したこと
だけで理解するのではなく、言葉で伝えきれていないことを汲み取るクセがつくようになると思うんです。
 
 
『会社のためになる仕事ではなく、人生のプラスになるようなことを教えたい。』
 
- 谷内さんが描いている夢とか目標ってありますか?
 
昔は、やっぱ、自分で木工所をしたいなって思ってたんです。でも、最近はそうでもないですね。
今の会社で自分が描く木工所の夢を重ね合わせられたらいいなあって思っています。
 
今、会社が切り替わろうとしているんです。日本テレビ『有吉ゼミ』で坂上忍さんの新築キッチンに採用
されたAria & Aura(アリアアンドアウラ)の注文が増えて来てるんです。注文が増えるのはうれしい
けど、人手が足りなくなってしまうと、香川県内の店舗の仕事との両立が難しくなります。
 
なので、夢というか目標は、従業員をもう少し増やして、Aria & Auraと店舗の両方の仕事ができ
るようにしたいですね。
 
また、僕、1月から工場長になるんです。マジメにというよりは楽しくできたらいいなあって思います。
どんな仕事でも辛さがありますよね。その辛さを乗り越えられるかどうかは、職場の人で決まると思うん
ですよ。辛さを話せる雰囲気なのか、自分の内に秘めておかないといけないのかは一緒に働く人に
依ると思うんです。
 
僕は、辛いことも嬉しいことも気軽に言い合えるような職場であり続けたいと思っています。
 
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- 谷内さんは職場に対して強い思いがありますね。
 
僕の中では、会社のためになるような仕事を教えるよりも、その人の人生にプラスになるような
ことを教えてあげるのが職場だと思うんです。その人の人生がええように変わるような会社じゃ
ないといかんとうんです。
 
例えば、うちの社員で若い社員がいるんですが、彼が結婚するとなって親に紹介しに行った時
に、気配りや配慮ができんかったりしたら「どんな会社におるんやろう?」「どんな風に育ってき
たんやろう?」っていう感じになるじゃないですか?
 
社会では気を遣わないかんこと、配慮しないかんこともあるし、知っておかないといかん部分も
あるから、それを教えてあげたい。この人はなんか違うなって思ってもらえるような成長の場を
うちで作りたい。
 
- 深いですね!そこまでの思いを持たれているのですね。谷内さんから見て、どんな会社ですか?
 
うちは、どの木工所よりも明るいし面白いと思いますよ!ただただ仕事を黙々とするっていう
のも悪くは無いんですけど、良くも無いかなあと思ってて。一緒に働く仲間としてもっとお互いを
知っとかないかんし、理解しとかないかんと思うんです。
 
会社の中である程度の親密度が無かったら、作り上げたものを誰かに見せて喜んでもらったり、
失敗を口に出して言ったりするのもしづらくなりますからね。うちは、冗談も言い合うし、正直に
言い合える会社です。
 
- 最後の質問です。週末はどのように過ごしていますか?
僕、サーフィンするんですよ。夏には高知まで行ってサーフィンしてます。
冬の間は、行ったこと無い自然な所に行く時はありますね。

プロフィール
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谷内智幸さん

昭和59年3月19日生まれ。
穴吹デザインカレッジのインテリアデザイン学科を卒業後、杢創社
に就職し、木工(家具製造)を担当。2016年1月から当社工場長。
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