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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

2015年6月

しんしん企畫株式会社 代表取締役 寒川 貴雄さん

2015年6月21日

厚労省の政策による療養病床の減少や「住み慣れた家で!」という人の増加もあり、訪問看護の
ニーズが高まっている昨今。地域に寄り添った訪問看護サービスを提供しているしんしん企畫株
式会社の寒川社長に話を伺った。

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「思い入れがあってなった訳ではないんです。でもやってみたら面白かった。」
Q: なぜ今の仕事を選んだのですか?
- 僕は理学療法士なんですが、実は、理学療法士には思い入れがあってなった訳では無いんです
よ(笑)。実は、大学を辞めてぷーたろうをしてた時期があるんです。病院でのバイトを見つけ
て、働いていたら、病院の副院長先生から声をかけられたんです。「理学療法士という資格がある
からやってみない?」と。「奨学金も出してあげるから」と。

で、受験したら受かったんです。思い入れがあって入った訳ではないんですけど、勉強してみたら
面白くてはまったんです。人に会うのが嫌いじゃないし、この仕事は患者さんと一対一になるので、
人付き合いが基本なので、そういった部分が楽しいと感じたんです。
 
卒業後は、病院で7年働かせてもらって、その後、丸亀の訪問リハビリをやっている所で3年働きま
した。リハビリには、急性期、回復期、生活期があるんですが、私は生活期が好きだったんです。
急性期や回復期は極端に言えば、何もしなくても治るんですよ。もちろん、急性期や回復期のリハ
ビリもとても大切で、何もしない場合よりも治りが早くなったり後遺症が軽くなったりして、元の生活
に早く戻れる場合が多いです。でも、生活期の場合はほっとくと悪くなるし、ちゃんとした技術と知識
があれば生活期の方でもよくなるんです。生活しやすくなったり、動きやすくなったり、生活の質を
向上させることができるんです。理学療法士として、そこに大切なものがあるなあって思ったんです。
 
自分で看護ステーションを始めたのは、もともと、高校の時から会社が作りかったんです。僕自身の
強みが理学療法士なので、
リハビリ分野で起業しようと思い、訪問看護ステーションを始めようと考えたん
です。
 
「自分がやってきたことが結果として表われるのが楽しい!」
Q: 実際に、今の仕事を始めてどうでしたか?ギャップはありましたか?
- 大きなギャップは無かったですね。理学療法士は起業には向いてると思います。PDCAというサイ
クルがあるじゃないですか?リハビリで患者さんを持つと、その人の今の身体状況を見てリハビリの
プランニングをして、最終的にはここまで良くなるだろうというゴールを立てて実践するんです。
そして、実践しながら修正をかけていくんです。

このPDCAを実践することを学生の頃から叩き込まれているので、理学療法士としては患者さんの
リハビリに当てはめて、経営者としては経営に当てはめていくんです。
 
リハビリも経営も共通して、自分がやってきたことが結果として表われるんです。そこが楽しいで
すね。仕事は楽しまないとやっていけないですね。リハビリも経営も人の人生を背負っているので、
真剣に考えすぎると負担に感じてしまいますからね。楽しんで取り組めないと正しい判断ができな
いようにも思うんです。なので、僕はこの仕事を楽しんでやってます。
 
「この仕事に向いてるのはプロとして頑張りたい人、家庭を大事にできる人、人を尊重できる人」
Q: 訪問看護師は1日にどの程度訪問しているのですか?1日の流れについて教えて下さい。
- 1日の訪問件数は、フルタイム正社員で5~6件程度です。短時間正社員やパートスタッフの場合
は日によって違うんですが、1~5件ですね。1回の訪問時間は、ケアマネージャーのたてる介護保険
のサービス提供表にもよるのですが、30分か60分、もしくは90分になります。
 
訪問先では、バイタルチェックをして、利用者様に合わせた看護をしたりしています。人口肛門の交換
や床ずれがある方は傷のチェックや処置をしたり。また、ご家族の話を聞くのも大事です。ご家族が
疲れてしまうとご自宅でいることを望んでいるのに施設に行かないといけなくなったりすることも・・。
そうなると悲しいので、ご家族のフォローを大事にしています。
 
帰社時間は直帰するスタッフもいますし、利用者様の状況にもよるんですが、おおむね5時半には全業
務終了できています。短時間正社員とパートスタッフは原則として利用者様宅への直行・直帰です。
週に1度は事務所で記録などの入力事務作業を行っていただいています。
 
Q: どういう人がこの仕事に向いていますか?
- プロとして頑張りたい人ですね。そして、家庭も大事にできる人!僕の考え方なんですけど、家がある
から仕事ができると思うんです。自分に余裕が無いと人に優しくできないじゃないですか?家庭に余裕が
無いと仕事に集中できないと思うんです。なので、家庭を大事にできて、かつ、プライドを持って働ける
人がいいですね。
 
また、お互いが尊重できる人というのは大事ですね。一人の利用者様を複数のスタッフ(看護師・リハ
専門員)で診ていますし、ケアマネ、ご家族、お医者さんなど、いろんな方々と関わっていく仕事なん
です。なので、他の職種の人も尊重できる人でないと難しいと思うんですよね。
 
「仕事は楽しく!」は基本です。
Q: 仕事で心がけていることはありますか?
- 「仕事は楽しく!」は基本ですよね。あと、自分らが働きやすくなればいいなあとは思います。まだまだ
手が廻っていない部分はあるんですけど、利用者様が不利益にならないようにして下さいと従業員には言っ
てるんです。そのためには、僕自身、従業員が不利益にならないようにしなければいけないと思っています。

従業員も人間なので、自分に余裕が無いとね。医療従事者は奉仕をする気持ちが強い職種ですけど、
従業員
が働きにくいと利用者様のことを考えられる余裕がなくなりますから、従業員の不利益にならないようにするとい
うのは常に心がけています。
 
Q: どんな会社にしていきたいですか?
地域とか利用者様とか繋がりのある方々に愛される会社がいいなあとは思うんですけどね。みんなが笑って
暮らしていければと思いますし、従業員も含めて関わって下さっている方みんなが楽しく働けるような職場
にしたいですね。
 
また、今、スタッフが14人に増えて事務所移転を考えているんです。移転するのであれば、デイサービス
もしたいと思っています。医療依存度の高い方は家の中でずっといたりしているので、そういう方専門の
デイサービスをしたいんです。デイサービスだけど、看護師と理学療法士・作業療法士でケアしたいと考え
ています。
 
デイサービスをして患者さんを外に出してあげたいし、患者さんが外に出ている間にご家族に買い物をしたり
息抜きをする時間を持ってもらいたいんです。引きこもりのじいちゃんばあちゃんを引っ張り出したいというのも
あります(笑)。人間、楽しい声が聞こえると気になるじゃないですか?楽しい輪に巻き込んでいきたいな
あって思ってます。
 
Q: 今年はどんな所を変革していきたいですか?
今の規模のままだったら今のままでいいと思うのですが、会社を大きくしていこうとするとシステム的に脆弱
な部分もあります。今まではいい意味でアットホームでファジーな部分をシステマティックに変革できるよう
に準備しています。また、僕には夢があるんです。
産科、小児科、整形外科があるようなクリニックを作るという
のが夢
なんです。産科と小児科が連携した場所を地域に作りたい。そして、整形があると産科に来た腰が痛い人とかの
リハができる可能性があるのでそういうクリニックが作りたいなあって思ってます。
 
「仕事は恩返し」
Q: あなたにとって仕事とは?
仕事ですか?なんでしょうね。これっていう思いは無いんですけど、しいて言えば「恩返し」かなあ。この地
域に育ててもらってるんでね。医療福祉の畑で育てていただいているというのもありますし。あとは、子ども
世代が今より仕事をしたり生活をする上で今よりも良くなっていればいいというのもありますね。
いろいろ言
いましたけど、結局は、好きなんだと思います(笑)。
 
Q: 訪問看護のやりがいについて教えて下さい。
病院よりも濃い関係になれるんです。病院と違って、家族や患者と対応するのは自分なので、密に接すること
ができるんです。病院みたいにお医者さんがすぐ来てくれるというのは無いんですけど、より親身になって話
を聞けますし、一人一人の人生に根ざした看護をすることができるんです。
 
リハビリの場合は、直接お家に伺ってお世話をするので、生活のためのリハビリができるのがいいですね。病院
だと階段などあるんですけど、自分の家の物では無いので、病院でできたから家でできるとは限らないんです。
その人の生活のためのリハビリができるというのがやりがいにも繋がると感じています。
 
Q: 気分転換したい時はどんなことをしていますか?
キンボールやったり、剣道やったりしています。子どもと遊んだりも。子ども達が長刀をしていて、その横で
剣道をしているんです。最近は身体を動かしていますね。あとは、出張も気分転換になりますね。
 
Q: 休日はどのように過ごしていますか?
基本的にイオンに行ったり、ゆめタウンに行ったり。妻も子ども一緒にキンボールやってます。

プロフィール

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寒川 貴雄さん   さんがわ たかお

Prof ile
1975年2月10日生まれ。高松市出身。
前田病院でのアルバイトをきっかけにリハビリの仕事に関心を持ち、
四国リハビリテーション学院(四国医療専門学校)で学ぶ。
理学療法士として病院等で経験を積んだ後、現職。

しんしん企畫株式会社
住所:香川県高松市香南町横井235-9
Tel:087-879-0555 FAX:087-879-0553
HP:http://www.sin-2.co.jp/
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有限会社たも屋 丸川 孝さん

2015年6月17日

香川県内はもちろんのこと、愛媛県や徳島県、そして、東京やシンガポールにまで
進出して
いる本場讃岐うどんの名店『たも屋』。そんなたも屋で本部統括主任を担
当されている丸川孝
さんにお話を伺いました。

Mr. Marukawa.jpgのサムネイル画像
 
「一番好きなうどんで戦ってみたいと思った」
いつかは自分の店を持ちたいと思ってた。
 
Q: なぜ今の仕事を選んだのですか?
- ずっと飲食業をしていたので、自分でお店を持ちたいという思いがあったんです。
最初にイメージ
していたのは居酒屋だったんですけどね。居酒屋で長く働いていた
ので。でも、結婚をして子ども
もおったんですけど、仕事が終わって家に帰ったら
もうみんな寝てて・・。

家族と生活リズムが
合わない居酒屋での仕事は長くは続けん方がいいなあって思った
んです。
そこで、これや!って思ったのがうどん屋さんなんです。うどん屋さんは
いい商売だなあって思って
ました。客層も立地条件も選ばないし、ちっちゃい子から
お年寄りまで食べられるし、大手と値段で
戦わないし。うどん屋だったら無理せず続
けられるなあって思ったんです。

Q: たも屋で働くきっかけは何だったんですか?
- うどん屋さんがばんばん求人を出してるわけでなかったけど、ハロータイムスかな?
横長のフリーペーパーでバイト募集を見つけた
んです。「成り上がったろう!」って
思って応募しました(笑)。面接に行ったら、「社員でもいけるよ。」
って言われて、
正社員として入社できたんです。すごくラッキーでした。

「めちゃくちゃ元気やし、みんな優しい。」戻ってきたいと思える環境がここにある
「いつでも戻ってこれる状況になったら戻っておいでよ。」って社長がいつも言ってます。

Q: たも屋で実際働いてみて、どうですか?ギャップ等ありましたか?
- スタッフはめちゃくちゃ元気やし、スタッフは優しすぎるくらい優しいですよ。うち、
ほんま、働きやすい
と思いますよ。パートさん天国みたいな感じで、パートさんを大事
にしています。休み自由やし、シフトも
自由やし、時間も自由やし。お子さんが病気の
時や行事の時でも休めるし、パートさんも有給があるんです。

一度やめてから戻ってくる人もいるんですよ。社長が「戻って来れる状況になったら戻
っておいでよ。」と
いつも言ってるし、看病や子育てが終わってから、いつでも戻って
これるような雰囲気ですね。
 
お店自体は12時~13時までは忙しいですが、その時間帯以外はタンタンと作業ができるし、
歳がいってる人
だと70代の人もいて、働きやすい現場です。その分、みんながサポート
する体制となっています。そんな人
を大事にしている職場というのはいいなあって思い
ます。

 
Q: たも屋さんと言えば男性は坊主頭ですよね。抵抗は無かったですか?
- 僕は前から坊主にしてたので、特に嫌という感じはなかったですよ。でも、面接の時に
は「坊主でも構わん?」
って聞かれました。「求人難の中、ココしばるか?」と思いまし
た(笑)。


「なかなかうまくいかんなあっていう部分が面白い。」
予想通りのうどんができるという経験はなかなかできない・・。だからこそ面白い!

Q: うどん屋さんで働いてみて、しんどい点とやりがいを感じる点について教えて下さい。
- しんどい点は、朝、結構早いことですかね。朝が早いので、夜の時間のコントロールが
シビアになることも。僕
は早い時には夜9時には寝るんですよ。でも、朝の空気はめっちゃ
くちゃ気持ちいいんですよ。居酒屋の仕事に比
べたら全然こっちの方がいいわって思います。

やりがいは、うどん打ちの厳しさがやりがいに繋がっていますね。うどんは、粉と水と塩
だけで作るんです。湿度
とか気温とかにあわせて微調整しながら365日同じ状態でうどんを
出せるようにするのが難しい。うどんって出来
上がってみないと分からないんです。

作っている間は分からないので、なかなか的を得ないんです。なので、予想
通りのうどん
ができるというのはなかなか経験できないんじゃないかなあ。うどん作りは、ほんと、職人
の仕事です。
社長はうどんの打ち方を見せてくれるし、教えてくれる。でも、うどん作りに
ゴールは無いやろうなあって思います。
そんなうどん打ちの厳しさがやりがいに繋がります。
なかなかうまいこといかんなあって部分が面白いですね。


Q: これだけは譲れないというこだわりはありますか?
- 細かい話になってしまうんですけど、あったかいうどんでも噛み応えがあるようなうどん
を作りたいですね。これはめっ
ちゃくちゃむずいんですよ。温かくしてしまうと、冷たい
うどんのような噛み応えが無くなってしまうのが今の課題です。

香り、弾力、味など、粉にもいろんな特徴があるので、粉をブレンドして、水と塩を混ぜて
うどんを作ってるんですが、
うどんの状態が変わってしまう作業がものすごく多いんですよ。
茹でるときの混ぜ方ひとつで弾力も味も変わるんです。


お客様も違いに気づいてくれますしね。混ぜ方を変えた日にお客様に「今日のうどんはいつも
以上に弾力があるね」って
言われることもあって、一つ一つの工程で大きく仕上がりが変わっ
てくるんやなと痛感しました。
うどんはシンプルやから難しい。まるで生き物のようなうどんを
どう扱えば仲良くなれるんか、日々研究してより美味しい
うどんをお客様に提供したいですね。
 

Q: 御社のキャリアパスについて教えて下さい。
- 評価表があります。パート社員にも、目標内容を書いてもらって、本人と上司が評価する
んです。一つ一つの作業
を細かく明記していて、それができているか評価するんです。うち
には、10年以上いる人が結構いるんですよ。60代、
70代の人達も活躍していますよ。
 
Q: どういう人が仕事に向いていますか?
- 一日の中で3~4時間の余裕が持てる人で、昼間の11時~13時の間の2時間でもいいので、
働いてくれたら助かります。
人と話すのが好きな人だったら楽しめる仕事ですよ。会話をす
るというよりは『気をつかいー』の人だったら活かせる
と思います。気が付く人だったら
しなければいけないことがどんどん見えるんです。なので、気づく人だったら楽しめ
ますよ。

また、お店が元気なので性格が明るくて声が大きい人はぜひ!作業的にも家でご飯を作る技
術力があれば十分
やっていけるので、一生懸命覚えなくてはいけないというレベルで無いで
すからね。家事をしている人だったら今のまま
で即戦力になります。あと、うどんが好きな人。
人は、美味しいものが食べれた時の顔って本当に幸せそうな顔をするん
ですよ。その幸せな
気持ちをお客様にも味わっていただけるよう、お手伝いして欲しいです。

Q: あなたにとって仕事とは?
- 仕事自体は運もあると思うんですけど、うまいこと自分が前向きにやっていけれる仕事に
就けたら幸せですよね。結局
は仕事場でしかスキルアップをしていける場所ってなかなか無
いですからね。なので、お金を稼ぐ手段として仕事を捉え
んじゃなくて、本腰を入れてやって
いったら職場とは学びの場だと思います。人にも出会えるし、学ぶこともほんと多い。
ちゃん
とやってなかったら自分に降りかかってくるしね。仕事とは人生において大事な場ですね。
 
「目で伝えることが大事」
目を見れていない人はもったいない。全然気持ちが伝わらんから。
Q: お客様と接する際に心がけていることはありますか?
- お客様の目を見ることです。上手に接客している人は目でも接客しているなと思いますね。
いくら大きな声を出して元気
よく接客していても、目を見れていない人はもったいない。
全然気持ちが伝わらんからね。スタッフには「目を見て接客
するように」と常々言ってます。 

Q: 気分転換したい時はどんなことをしていますか?
- 僕は何でもやりますよ。今でこそできてないですけど、旅行も好きなんで海外にも国内にも
行きます。スケボーをしてま
したよ。かつては、スノボ、スケボー、サーフィンをしたりする
仕事をしてました。スノボだけをしに北海道に住んでいた
こともありますよ。

夏は香川に帰ってきて、10月には北海道が山開きをするので、スキー場に行って毎日のように
スノボを
していました。身体にいいんですよ。ケガもせんし、疲れんし。僕は、身体を動かす
のが好きなんです。
 
香川では、ボルダリングもやってますよ。一瞬で体が限界になるんですよ。マジックのキャップ
が空けれなくなるくらい(笑)。
それが気持ちいい疲労感に繋がって気持ちいいんです。
 
有限会社 たも屋
本部統括主任
丸川 孝
 
本社:香川県高松市春日町1408-4
TEL: 087-816-0888
URL: http://www.tamoya.com/

マイ暮らす 高松瓦町駅前店 店長 二宮邦仁さん

2015年6月 4日

パーキング事業やエクステリア事業を初めとし、多角的に事業を展開している株式会社ヨコイ。今回、
新たに
生活サービス事業部を立ち上げ、お掃除本舗の加盟店として家事代行サービスを始めた。そこで、
第一号店と
して誕生した『高松瓦町駅前店』の二宮店長に話を伺った。


二宮さん.jpg
 

「無理難題ヨ、コイ」
「ヨコイへいうてみたら、どないかしてくれるんちゃうか?」。そう頼まれるのはなぜか、もう一度
みんなで考えて出てきた我社のキャッチコピーなんです。
 
Q: 御社のHPを開くと、「無理難題ヨ、コイ」のキャッチコピーが目に飛び込んできて、面白いキャッチ
だと思いました。このキャッチコピーにこめられた思いは?
 
- 無理難題よ、来い!がうちの体質なんです。香川県の中で我社がどんな会社か発信したいということで、
コンサルタントに相談したら、「まず、ヨコイさんという会社がどんな会社なのか知りたい。」というの
で、
全社員が集まったんです。塩江で一泊二日みっちり、ヨコイのええところ、悪いところを洗いざらい
挙げて
みました。
 
同じ事業をやっていて全国的に名が知れた大手企業なんかたくさんあるのに、「ヨコイへいうてみたら、
どない
かしてくれるんちゃうか?」そう頼まれるのは、なぜか?もう一度みんなで考えたんです。

色んな意見が出ました。だけどみんなで共有した答えがあって。それは、「価格だけで勝負しないこと」
「その
人が他に困っていることはないのか?まで考えること」でした。人と人との心のつながり、どうに
かして役に立
てんかという想いが強いというのも共通した意見でした。
 
たとえ出来ないことでも、「うちでは出来ません」と言って終わりじゃなくて、別の会社でできる所を探
して紹介
したり、特注で作ったり。お客さん自身でさえ不可能なんじゃないかと思えること、他で断られ
たこと。そういった「無理難題」にとにかく
真摯に取り組んでいく会社というのが、「ヨコイ」であると
いう結論になったんです。それを踏まえた上でキャッチ
コピーを考えたら、「無理難題ヨ、コイ」という
キャッチになりました。

「新しいことと言われても、何をしたらええんやと」
一年ぐらい、やることが見つからなかった。

Q: なぜ家事代行事業を始めることになったのですか?
- 「今のうちから将来を見据えてやっていかないと、会社としての存在意義がなくなる」というのが社長の
考えなん
です。それで、新しいことをやろう、ということになったんです。
 
でも新しいことといっても、「なにをしたらええんや」と。一年ぐらいそれが分からんで、とにかく色んな
展示会に
行ってみました。去年の10月に大阪で高齢者福祉フェアっていうのがあって、それにもどんなんか
見てみようってことで行ってきたん
です。老人向けベッドとか、薬とかのプレゼンをブースでやっていて。
ひととおりまわったし帰ろうかと思って出口
のほうへ行ったら、ひらひらと旗が立っとるんですよ。

「家事代行起業しませんか」ってでっかく書いた旗。
「なんや!?」と思いました。そのブースだけ浮いてる
んですよ。そのブースにいるのがまた熱い人で。勧誘もせず、
ただきっぱり「近い将来、家事代行はラーメン
屋の7千億市場を超えます」っていうんです。
それがずっと気になっていて・・・

僕、運転代行をやっていただけあって、「代行」「人のかわりにやる」っていうのに敏感なんですわ(笑)。
とにかく頭から離れなかった。代行業をやり残したという思いもありましたしね。社長に新規事業として検討中
の一案としてプレゼンしたら、興味を持ってくれたんです。これまでうちでやってきた
ことって、エクステリア
とかコインパーキングとか、車に関連する事業で、車社会の中で成長してきたんです。全部
「家の外」で行われ
ることだったんです。これからは、家の中もやろうと。12月には契約をしていました。

家事なんか自分で出来る事だっていうのはみんな分かってることなんです。でも働きに出て、仕事が忙しくて家
の事も
してたら、どんどん自分の時間がなくなっていく。その中で、こまごまとした家事に時間を費やしたくない、
「自分の
時間を捻出したい」って思う人は必ずいます。それを、僕らが代わりにやることで実現する。
「ゆとりをつくること」
っていうのが、これからの社会貢献なんちゃうかな、と思っているんです。

「仕事は基本的な家事。そこに付加価値をつけるのは『人』」
「お話に来て」という高齢者、遠方にいる家族の見守りが本当の目的だということもある。

Q: 具体的には、どんなお仕事をするのでしょうか?また、女性が個人宅へ行くとなると不安もあることも
あると思いますが、その対策はありますか?
 
- 仕事内容は、お掃除や料理、お手伝い(洗濯もの、買い物など)です。基本的な家事ですね。でも、淡々とこな
せば
いいわけではない。お客さんが見ているのは技術じゃなくて「人」なんです。仕事だけじゃなく、ちゃんと
お話もして
ほしいんです。
 
不安でしょ?他人が自分の家に入ってくるんですから。しかも、やってることはみんなが日ごろしている家事
です。
そこに付加価値をつけるのはやっぱり「人」なんです。
 
ぱっと行かせてぱっと帰ってくるんじゃなくて、「二宮さんがおるから、頼むわ」と言われるような、人と人
との繋が
りを一番大事にしたいですね。中には、掃除という名目で、「お話に来て」というお年寄りの方とか、
遠方にいる家族
の見守りが本当の目的ということだってありますからね。

仕事の流れですが、まず僕がしっかりお客さんにヒアリングします。何をどの程度して欲しい、どんなお客様なの
かを
聞いてからスタッフの割り振りをします。そのとき、女性に行かせて大丈夫かというのもチェックします。ス
タッフが
不安であれば、二人一組体制に変えたり、僕が同行します。

個人宅だから、何が起こってるかわからない。不安ですよね、やっぱりね。そこをいかにフォローするかが大切だ
と思っ
てます。
 
「満足を超えて感動するお客さんの顔。それと、違いが目に見えてわかること」
こんなに喜んでくれるんやったら、もうちょっとできたんちゃうかって思います。
 
Q: この仕事をするうえで、大変なところ、やりがいや面白さはなんですか。
- 実際に行ってみると、想像を超える汚れがあることもあります。積みあがったごみと埃を目前にしてどこから
手を
つけてええんやと途方に暮れたことも・・。これはどうにもならんのちゃうかと。でも、自分にも手が付け
られずに
困っているからこそ、僕に頼んでくれたわけですから、一生懸命やります。
 
そんな風に一生懸命やっているうちに、綺麗になっていくのが目に見えてわかるんですよ。だんだん誇らしくな
ってきて、
「どうや、やったで」って嬉しくなって。自分がやったところって、愛着が湧くんですよね。
 
それと、「うわあ~」ってほんまにびっくりしてくれるお客さんもいます。「満足」を超えたら「感動」してく
れるんです。
嬉しいですね。でも、帰り道に「こんなに喜んでくれるんやったら、もっと何かできたんちゃうか」
とも思います。
毎回反省してますよ。

期待されたことをこなすのは誰でもできるんです。そこにさらにプラスワンすること、お客さんの隠れた困りごと
にまで目
を向けるのが大事なんだと思います。

「不器用でも、志が高い人。求めるのはそんな人物」
研修は本社で10日間みっちり。礼節、マナーなど一からしっかりやる。

Q: どんな人を求めていますか?研修はありますか?また、会社の今後についてどんな目標を持っていますか?
- 不器用でも、志が高い人ですね。正直に言ってしまえば、給料や待遇で選んでもらっても続けるのは難しいと
思います。
お金をもらってやる仕事って他にもいっぱいあるじゃないですか。その中で、この仕事を面白そうだ
と、やってみたいと
思ってくれる人に来て欲しい。
 
家事は未経験でも全然、かまいません。普段慣れている家事と、プロの家事というのは違うので、むしろ経験が
ない方が
いい くらいかも。もちろん、研修はあります。マネージャー候補の方はライセンスを取ってもらいます。
お掃除本舗の
本社で10日間みっちり泊り込みで、礼節、マナーやスタッフのまとめ方など一からやるんです。
 
研修っていうと、やさし~く教えますってイメージじゃないですか。でも全然違います(笑)。キツいですよ。
でも、ガミガミ
怒られるからじゃない。自分がどれだけできていなかったか、ということに気づかされるからです。
そのぶん、研修を終えたら
みんなにこにこしてますよ。
 
「ぶちあたったときは、ひとりで空港へ行く」
 
Q: 最後に、二宮さんの仕事の気分転換などに香川でよく行く場所・お気に入りの場所を教えていただけますか?
また、香川にいて、よく使う方言はなんですか?
- なにかにぶち当たったら、高松空港に行って飛行機を見ます。
小さいとき、パイロットになりたかったというのもあるんですけどね。飛行機が大好きなんです。ふら~っと一人
で行って、
ボーっと見るんですよ。僕、単純だから、スケールが大きいのが好きなんですね(笑)。
 
飛行機って飛び立つ前の滑走の仕方からパイロットによって違うんです。ぐ~っとカーブして、ぴたっと止まって
から一気に
飛び立つ機長さんもいれば、加速したままカーブしていったり。面白いんです。

airplane.JPG

方言は、しょっちゅう「はりまっそー!」って言います・・・・・・。
いや、ほんまに仲のええ人にだけですよ(笑)


二宮 邦仁さん
マイ暮らす 高松瓦町駅前店店長

〒760-0062 香川県高松市塩上町1-2-26
Tel:  0120-101-185
Fax: 087-802-3524
URL: http://www.osoujihonpo.com/


 

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