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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

2014年3月

高松市役所 観光交流課 一原 玄子さん

2014年3月11日

Profile 30
今回、お話をお伺いしたのは・・・
高松市役所 観光交流課 一原 玄子さん

「市役所ではどんな仕事をしているのだろう?」「どんな難しさややりがいがあるんだろう?」数々の質問を
香川大学経済学部の学生達が高松市役所で働く一原玄子さんに投げかけてみました。

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Q:今の職業を選んだ理由は?
- 初めは就職活動をしていたのですが、男女雇用機会均等法ができたばかりで面接やエントリーシート
の書き方のような就職指導はしてくれませんでした。公務員なら自分がどれだけこの仕事をしたいのか
という熱意で勝負できたんです。公務員には公平性がある気がしました。

Q:就職してから大変だったことは?
‐公務員には割と短い期間で異動があり、行く部署毎に必要とされるスキルが違ってくるところですね。
全体的にみると、やることは市民のための仕事という面で共通します。でも、新しい部署に異動する度
にこれまで積み重ねてきた仕事がゼロになってしまうんです。

そのため、異動した時の1年目というのはいろいろ勉強しないといけないし、ものすごく大変だったなと
思います。特に障がい福祉課に異動したのはちょうど国の制度が変わった時だったので、法律を読ん
だり国からの通知を読み込んで、知識をつけながら新しいことを考えるのが大変でした。

また、採用された頃は男女雇用機会均等と言われてはいましたが、お茶汲みやお掃除は全部女性の
仕事だったし、当時はまだ市役所にも女性にだけ制服がありました。同じ条件で入っていても女性と男性
で仕事内容は全く違っていました。10年ほど経って制服が無くなった時はすごくうれしかったです!
現在は仕事で男女の差を感じることはありません。

Q:この仕事のやりがい、魅力は?
‐自分が何かをして、少しでも市民の人の役に立てているのではないかな、と思えた時です。それを感じ
られたときにやりがいがあるなと思うのですが、個人ではなかなか無いですね。

組織として何か一つのことをやり遂げていい事業ができたりすると、職場に活気が出ます。それもまた一つ
のやりがいかもしれないと思います。私は、自分が担当するものができると、新聞を読む際に、ついつい
担当しているものに関連する記事しか読めなくなってしまいます。そのくらい担当している時は集中できるし
好奇心を忘れずに取り組むと仕事は本当に面白いと感じます。

Q:公務員の強みは何ですか?
‐コストだけにこだわらずに仕事ができることですね。
大切な税収に対して仕事をするというコスト意識は公務員にとって大事だと思いますが、利益を上げると
いったノルマには捉われなくていいのです。本当にこれをしたらいいのではないかと思うことができるのは
公務員だからだと思います。

美術館を例に取ると、ちゃんと入館料で運営できたら一番いいのですが、高松ですごくいい展覧会を開こう
とすると入館料の収益だけでは賄えないのが現状です。東京なら運営できるかもしれませんが、高松市
では入館者が何十万人もいるわけではないので、一部分は税金で賄われています。

市民の方にいいものを観ていただくことは行政だからできることで、公務員だからできるのかなと思います。
また、女性にとっては、公務員は福利厚生が整っているので、子どもを産んだ後復帰しやすいというのも
強みですね。公私共に両立することができると思います。

Q:職場で言われて心に響いたことは?
‐市民の方によかったと言っていただいたことですね。今、所属する観光交流課でこれをすべき・すべき
ではないという法律があるわけではないので、こういう方向性がいいなと思ったら変えていくこともできる
んです。言葉ではありませんが、去夏の高松まつりの花火大会の会場変更は、課をあげて取り組んだ
事案でした。花火の後、会場に拍手が起こった時はとても感動しました。

自分自身が関わったことで、お客様に喜んでもらえたり、感謝の言葉をいただくと本当にうれしいです。
また、職場で応援されるとモチベーションが上がります。私は、褒められて伸びるタイプなので(笑)。

Q:公務員に向いているのはどんな人?
‐まずは、公正・公平な人でないとできないと思います。あとは、前向きな人ですね。自分で考えて、与え
られた仕事をするだけじゃなくどうしたらもっとよくなるかをいつも考えられる人でないとやっていけないと
思います。 「よくしたい」という中には、「街をよくしたい」という気持ちが入っていなければならないので、
公平な人というのは自分がやりたいことじゃなくて街がよくなるためにはどうしたらいいのか考えながら
仕事をできる人のことです。一人のための利益ではいけないので、バランス感覚がよくないと難しいの
かなと思います。

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       大森さん                 一原さん                      宮本さん
 
インタビュアー:
香川大学 経済学部 3年
宮本 麻里
大森 綾美

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Prof ile
一原 玄子
1965年7月29日坂出市生まれ。
丸亀高校卒業。
香川大学教育学部卒業後、高松市で公務員となり
高松市美術館に勤務。その後8つの課を経て、
現在、高松市役所観光交流課で課長補佐を務める。
二児の母。
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