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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

2014年1月

三原飴店 三原紀子さん

2014年1月16日

Profile 27
今回、お話をお伺いしたのは・・・・
三原飴店の三原紀子さん

麦芽ともち米と水のみで作られた自然食品のぎょうせん飴。じっくり時間をかけて手作りで
丹精に作る手法は290年前から守られており、天然素材のみを使うこだわりも保守している。
香川県内でぎょうせん飴を作っているのが、三木町にある「三原飴店」。

今の店主は9代目に当たる。しかも、ぎょうせん飴を引き継いできたのは代々女性なのだそう!
そこで、ぎょうせん飴の9代目として活躍している三原紀子さんにお話を伺ってみました。
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Q.ぎょうせん飴の名前の由来は何ですか?
- ぎょうせん飴は、もともと地黄(じおう)という漢方薬を煎じたものを混ぜて作られていたそうです。
そこで、「地黄を煎じた飴」が「じおうせんじたあめ」→「じおうせんあめ」→「ぎょうせんあめ」という
風に訛ってぎょうせん飴になったのではないか?と聞いています。
 
Q.三原ぎょうせん飴の起源は何ですか?
- 麦芽水飴は、元々、砂糖が出回る前に甘味として家庭で作られていたそうですよ。
三原家で作られるようになったのは、290年頃前に、丸亀藩の足軽として務めていた先祖が阿波
の国でぎょうせん飴の製法を学び、三木町に移り住んだ頃だと聞いています。

その先祖が三木町で農業をするかたわら、現金収入の手段として嫁がぎょうせん飴を作るように
なったのが始まりだそうです。
 
Q.ぎょうせん飴の原材料は何ですか?
- もち米と小麦の麦芽、水だけで作っています。

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Q.もち米と小麦の麦芽、水だけの原材料で、どうやって甘くなるのですか?   
- 小麦の種子の中に不活性の糖化酵素(アミラーゼ)がたくさん含まれていて、種子が発芽する
ことによって糖化酵素が活性化するんです。

そこで、発芽した麦芽をもち米と水に加えることによって、澱粉質が糖化されて麦芽糖ができ、
甘くなるんです。
 
Q.お米ではなくもち米を使う理由は?   
- もち米を使った方が飴のコクが強く、色も濃いんです。味わいが全然違うんですよ。もち米は
お米より倍の値段するのですが、その分、ぎょうせん飴の付加価値も美味しさも高まるので
もち米を使っています。
 
Q.女性がぎょうせん飴作りを引き継いでいる理由は何かあるのですか?
- ぎょうせん飴は副業としての現金収入の手段として扱われてきたからなんです。
代々、田畑仕事の副業として嫁がぎょうせん飴を作ってきたようです。
ぎょうせん飴作りは、姑から嫁へと直伝で受継がれているんです。

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Q.ぎょうせん飴作りに携わって何か感じることはありますか?
- ぎょうせん飴は、冬でも朝6時から始まるきつい仕事です。でも、ぎょうせん飴は、天然のもの
だけを使った手作りの飴で、喉や産前産後の女性に良いと昔から親しまれています。

母乳の出がよくなると出産祝いに使われたり、咳どめやぜんそくなどにも重宝されています。
飴を食べていただくことで、喜んでいただけることが励みになりますね。

Q.ぎょうせん飴づくりで難しいのはどんな部分ですか?
- 麦芽作りですね。麦芽がぎょうせん飴づくりに大事な役割を担うのですが、難しいのです。
しかも、麦芽づくりは冬の間にしかできないので、年に1度しかチャンスが無いのです。
麦芽作りは、小麦を水に浸した後、木箱の中に入れて発芽させるのですが、気温や気候に
よって発芽の具合が大きく変わってくるのです。

しかも、木箱を6段に重ねてムシロで覆うので中が見えないのです。芽が出過ぎても出が
悪くてもダメで、発芽をどのタイミングで止めるのか、その案配が難しいですね。
自信を持って一人で麦芽を作れるようになるまでに5年程はかかったように思います。
 
Q.ぎょうせん飴をどのような思いで作っていますか?
- 天然のものだけを時間をかけて手作りで作っているぎょうせん飴のファンになり、味わい
続けてくれる人がいるというのが心からうれしく思います。

そのため、今までこだわってきた素材と手作りは今後も大切にしていきたいと思っています。
そして、昔から伝わっているものを次の世代にも受け継いでいきたいと思っています。

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Prof ile
三原 紀子
広島県因島出身。8代目の義母よりぎょうせん飴の製法を
受け継ぎ、昭和六十年頃より「ぎょうせん飴」を作り続ける。
9代目。

三原飴店
香川県木田郡三木町大字池戸3746-2 
TEL(087)898-1377 
定休日/毎週木曜日
http://gyousename.com/

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株式会社ダイレクト 渡辺 功一郎社長

2014年1月16日

Profile 26
今回、お話をお伺いしたのは・・・・株式会社ダイレクトの渡辺  功一郎
さん

製版会社として誕生し、時代の変化に合わせて、今では、DM制作から発送までの
ワンストップサービスを提供し、事業展開を進めている株式会社ダイレクト。同社で
代表取締役代表として新たに就任した4代目の渡辺さんに話を伺った。

Mr. watanabe.JPG

Q.どんな事業を?
- もともとは製版会社だったのですが、パソコンの普及に伴って製版業務が少なくなっています。
そこで、製版に加え、印刷やダイレクトメール(DM)事業を中心に行っています。DM事業は、
企画・制作・印刷から発送手配までワンストップサービスを提供しており、力を入れている事業ですね。 

Q.仕事のやりがいは?
- 私自身、営業もしていることもあり、お客様に喜んでもらえる時がやはり、嬉しいですね。
また、最近、「自分は本来何をしたかったのか?」ということを考えるようになりました。実は、私は
もともと食品の開発や広告宣伝など、モノを創り出すシゴトをしたいと思っていたんです。しかし、
我社に入社し、まったく別の業界だと感じていました。

でも、モノ作りをしている取引先の経営者と深い話をするようになって、もともと自分がやりたかった
モノづくりをしている企業の間接的なお手伝いができるシゴトなんだということに気づかされました。
DM事業やデザインなどを通してPRのお手伝いをさせていただくことによって、新しい商品の広報を
お手伝いできますからね。


今となっては、自分がやりたかった仕事のお手伝いやフォローができていると実感できるのが楽しい
ですし、大きなやりがいですね。


また、昨年の9月から代表取締役社長に就任し、自分の思い次第で会社はどうにでもなると感じて
います。私の代で4代目になるのですが、これまでの経営者が築き上げてきたものをいかに継続
させていくか、そのためにすべきことがクリアになってきており、経営者としてのやりがいも感じています。

Q.ここだけは負けないという御社の強みは?
- DM事業では、デザインから発送まで手掛けていることです。安さ、安心感、便利さで独自のサービスを
展開させていただいています。DM事業はまだ3~4年の事業なので、まだまだ改良してより良いサービス
を目指していきます。

また、社員の意見・アイデアが豊富に出てくる社風ですね。ミーティングは会議室で行うのではなく、明るい
食堂で行い、圧迫感を出さないように努めていますし、お互いの意見を否定せず、まずは褒めることで認め
合える雰囲気の中で前向きな話し合いをしています。

また、社内の雰囲気も意識して作っており、例えば社員達で作るニュースレターを発行し、社員同志での
会話が増えました。これをお得意様に毎月送付させていただいており、ニュースレター1通1通が社内報告
をする営業マンです。
 
Q.御社の弱みは?
- 僕の未熟なところですね。まだ若いということもあり、自分よりも年上の方が多い環境の中にいます。対等
になりたくてあがいた時期もありましたが、頑張っても追いつけないなら、若さをPRしていこうと思っています。
かわいがられキャラを目指していけたらと思っています(笑)。

Q.会社で1番大切にしていることは?
- 会社を存続させていくことです。今自分は会社を預かっている立場ですから、次に渡さなければいけません。
継ぎたいと思ってもらえるような会社をつくることが使命だと思っています。この会社には約40年の歴史が
ありますが、創業時と比べると事業を取り巻く環境やマーケットも全然違っています。

そのため、先を見据えて可能性のある市場にいち早く参入していかなければならなりません。
そのため、ささいな情報でも社内共有するように努めています。
 
Q.今後のビジョンは?
- DMを使った仕事はもちろん、モノを作っている会社のお手伝いに真摯に取り組んでいきたいですね。多くの
人がラブレターをもらった経験ってあると思うんですが、今の時代はそれがメールだったりします。

でももらった方は手紙とメールどちらが嬉しいでしょうか?僕は断然手紙です。そこにインターネットではできない
紙の不思議な魅力があり、今後紙文化が残っていくヒントがあるように思います。インターネットではできない感動
を演出する紙媒体にこだわっていきたいです。

また、我社の企業理念は「夢をディレクト(演出する)し、笑顔をつなぐ広告企画代考業」ですが、自社を明確に位置
づけたことでビジョンがしっかり見えてきました。株式会社ダイレクトはダイレクトからディレクトに進化しなければ
なりません。そのためにも今抱えている問題の改善に徹底的に取り組み、一歩一歩進んでいきたいです!

Profile
渡辺功一郎
昭和51年5月12日生まれ。
京都学園大学経済学部卒業。香南町のスマイルで4年間勤務後、
志度の広真印刷社に勤める。株式会社ダイレクト勤務8年目と
なる今年9月より、代表取締役社長に就任。

株式会社ダイレクト 本社
香川県木田郡三木町池戸1550-2
TEL.087-891-0011
FAX.087-891-0010

徳島営業所
徳島県徳島市西新町5丁目5番地
TEL.088-654-3066
FAX.088-654-3069

 
 

 
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