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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

2013年8月

尾野農園 尾野弘季社長

2013年8月27日

「尾野農園で農場体験」

Profile 23 ・・・ 今回お話を聞かせていただいたのは、尾野農園 尾野弘季社長

自分の意志で農業を始め、日本の農業を盛り上げたいと夢を持って働いている尾野農園の尾野弘季社長。
そんな尾野社長に話を伺い、イチゴ栽培のお手伝いも体験させていただきました!

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Q: 農業を始めたきっかけは?
- 私はもともとサラリーマンをしていたんですよ。高松高専でシステムの勉強をしたのですが、四国を
出たくて仕方が無かったので、県外で働ける職場を基準にして探しました(笑)。そして、パソコンの
メンテナンスをする仕事に就くことができ、研修で東京に行ったのですが、勤務先はなんと香川(笑)!
県外で働いたのも、つかの間でした・・・。

そうして就いた仕事ですが、あまり楽しいと感じられるものではなかったんですよ。先輩もあんまり楽し
そうにしていなくて・・・。このままこの仕事を続けるのだろうかと悩んでいた時に、農協の話を聞きに行く
機会があったんです。

そこでは、イチゴのハウスの組合員の話を聴いたのですが、農業で何かをしてみたいという気持ちが
高まりましたね。親が農業をしていたこともあり、農業は身近な存在だったことも大きく影響していると
思います。

Q: 実際に農業を始めてみてどうでした?
- 最初の4~5年は本当に大変でしたよ。どれだけ大変か知らなかったからできたのでしょうね(笑)。
ネギを作り始めてカットネギという付加価値のある商品を売り始めてから経営がうまく廻り始めました。

起業時は、家族だけで始めたのですが、今は、正社員3名、パート3名、海外からの研修生が5名、共に
頑張ってくれています。やはり、人数が増えてくると家族経営から組織経営に変えていく必要があります。
そこで、将来の方向性を決めようと思って、香川中小企業家同友会の経営指針を創る会に入り、経営理念
や経営方針、経営計画を作りました。

何のために農業をしているのか、従業員の人達に発表し、想いを共有しています。また、5年後のビジョンを
掲げ、大きい目標を決め、毎年、毎月、そして毎日すべきことまで細分化しています。「こういうことがしたい!」
というビジョンがあれば、なりたい自分に近づいていけると思っています。

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Q: 農業をしながら感じることがあれば教えて下さい。
- 農業は今、日本では元気がありません。でも、自分達で作ったものを自国で食べていけるように
しなければいけないと思っています。農家が元気にならなければいけないと感じています。
       *平成23年度の食料自給率は、カロリーベースは39%、生産額ベースは66%
         (農林水産省のHPより)。

~尾野社長のお話をお聴きした感想~
尾野さんが農業を始めたきっかけや現在に至るまでの苦労や困難だったことなど様々な
お話をお伺いしました。その中でも経営指針についてのお話がとても心に残りました。
「大切なのは何のためにそれをやっているのか。」という言葉が印象的でした。

これは何をやるにしても全てのことに共通して言えることだと思いました。明確な目的・目標を
持って努力することはとても大事です。就職活動を控え、これから社会に出ていく私たちにとって、
大変ありがたいお言葉でした。ラオス、カンボジアからの研修生が5名いて、彼らは勉学や仕事に
対してのモチベーションが非常に高くて驚きました。私たちも彼らに負けないように頑張りたいです!
                                           経済学部 生水 昌昭

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香川大学 経済学部 生水 昌昭さん
法学部 清國 知広さん
教育学部 西村 祥子さん

 

広島風お好み焼 ゆきちゃん

2013年8月23日

Profile 22
今回、お話をお伺いしたのは・・・・ 水野 由紀 さん

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調理専門学校で学び、料理教室の講師として活躍した経験も持つ水野さん。
そんな水野さんが、広島風お好み焼ゆきちゃんをオープンして今年で19年目に!
美味しいと評判のお好み焼き屋さんを続ける舞台裏を探ってみました。

Q: お好み焼き屋を始めたきっかけについて教えて下さい。 

- 人と話すのが好きで、「開きの店」をしたいという思いがあったんです。お好み焼きを
選んだのは、簡単にできると思ったからです(笑)。
 
Q: 実際に始めてみてどうだった?
- お好み焼きを売ることがいかに大変か、気づかされました。
お好み焼きは家でも簡単に作れるでしょ?家で作れるものを敢えてお店で食べてもらう
ためには、付加価値が無いと売れないのです。どうしたら、お店で食べたいと思ってもら
えるか、頭を悩ましましたね・・・。

そこで、考えついたのが、メニューの多様化です。フルサービスでお好み焼きを焼いて
お出しするスタイルのお店という特長を活かして、どんな種類のお好み焼きも食べられる
ように、メニューを豊富にしたんです。ここでしか食べられない独自のお好み焼きも開発
しました。

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Q: お店づくりで大切にしていることは何ですか? 
- お客様に気持ち良く食べていただくための心遣いですね。食べ物は口だけで食べるの
ではなく、五感で味わうものですよね。お店に入った瞬間から、お好み焼きを五感で楽し
んでもらえるようなお店づくりを大事にしています。
 
Q: お店のこだわりについて教えて下さい。
- 鉄板です!この鉄板は、オープン当時の19年前から使っています。毎晩、ワイヤーで
研磨して、ふきとって新しいオイルを塗っておくんですよ。すると、次の日までに鉄板が
オイルを吸収しているんです。オイルを含んだ鉄板は、そのオイルを小出しにしながら
食材を焼いてくれるので、オイルを使わなくてもジューシーでコクのあるお好み焼きが
焼けるんですよ。この鉄板を一度も酸化させたことが無いのが自慢ですね。

Q: お店を通じた成功体験があれば教えて下さい。
- このお店が子育てをしてくれたと思っています。3人の子ども達は学校が終わるとお店に来る
ことが多かったんですよ。当時のバイト生が子ども達のことを兄弟のように可愛がってくれて、
家族ぐるみの関わり合いをしてくれていたんです。

お店が忙しくて、子どもが小さい頃には、なかなか学校の行事には行けなかったのですが、
子ども達が助け合いながら育ってくれたのはうれしかったですね。また、子ども達がこのお店で
バイトをしてくれるようになって、子どもと一緒に過ごす時間が作れたのは何よりも幸せでした。
一緒に働きながら、社会に送り出す前のマナーなどを教えてあげることもできたように思います。

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Q: やりがいを感じるのはどういう時ですか?
- 人を育てることに関われていると感じる時ですね。このお店で働く学生には、気配りや気遣いなど
飲食業で大切なマナーをきっちりと指導しているんです。指導したことは、社会人になってから
生きてくるからです。ここでバイトしてくれた学生達が社会に出て、会社の人や関係者の人達に
ちゃんとしたマナーで接し、大事にされているという報告を受けた時はうれしいですね。

Q: 将来の夢について教えて下さい。
- ここは、志度寺から長尾寺の通過点に位置するんですよ。そこで、ここで、お遍路さんの癒しの場
を提供したいと思っています。ひいおばあちゃんは、この辺でお遍路さんの接待をしていたんです。
私の母も、「お婆ちゃんがしていたお遍路さんの接待をしたい。」と言ってました。でも、その夢は実現
しなかったんです・・。私が、母の代わりに、ひいおばあちゃんがしてきたことを受け継いでいけたら
うれしいですね。来年には実現したいと思っています!

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水野 由紀 さん 
さぬき市出身。四国調理師専門学校を卒業後、志度町にある料理教室の講師を5年間
務めた経験もある。当店を1995年にオープン。

島風お好み焼 ゆきちゃん
住所:香川県さぬき市志度4826-4
TEL:087-894-8349
OPEN:平日:11:00~15:00 17:00~22:00
日曜・祭日:11:00~21:00     【定休日】 月曜日
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