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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

2013年4月

ミクロネシア連邦へ

2013年4月23日

「香川から南の楽園コスラエへ 

Profile 21
今回、お話をお伺いしたのは・・・・  青年海外協力隊 柏原    庸一さん 

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柏原さんは、青年海外協力隊に参加するまでは民間会社で下水処理場の運転維持管理の仕事をされていました。

Q:青年海外協力隊に応募したきっかけは何ですか?
- 私が協力隊に挑戦したいと思ったきっかけは大学生の時にフィリピンへ2週間ワークキャンプに参加したことです。それが私にとって初の海外でした。そこで今までに経験のない現地の人々と交流し、人々の笑顔や明るさ、国際交流の素晴らしさを体験しました。この後に青年海外協力隊の存在を知り、環境関係にも興味があったため社会人として何年か働いた後に協力隊に挑戦しようと思ったのです。

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         コスラエの美の象徴である「スリーピングレディ」。この景色を見ていつも心が和んでいます。

Q:現地で働きながら、忘れられない1日があれば教えて下さい。
- 2年前の5月26日に、コスラエで東日本大震災追悼セレモニーが行なわれました。このセレモニーはコスラエの人々が、震災で被害に遭った日本の人々を支援したいと開催されたのです。義援金が集められたり、追悼ソングを歌ったり、また、日本語に翻訳された激励のメッセージが披露されました。

コスラエの人達が、日本人のために心を痛め、そして、支援をしたいと行動を起こして下さったことに、感動しました。そこで、急きょセレモニーの司会者にお願いして、そのセレモニーの場で支援してくださったコスラエの人々にお礼の言葉をコスラエ語で話しました。このセレモニーの様子はJICAのWホームページの世界HOTアングルに掲載されています。

Q:現地で働きながら大事にしていることは?
- 日本とコスラエの人々では価値観、習慣が全然違います。どちらかが正しいとか優れているというのでは無いと思います。そのため、日本の価値観や習慣を押し付けないようにすることを大事にしています。また日々の活動においても「主役はコスラエの人々で、協力隊はサポート」という形が一番良いと思っています。

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                                              コスラエでのパーティフード。

 Q:常に持ち歩いているものはありますか?
- ミクロネシア連邦コスラエ島は1年中夏で、また私自身活発に現場へ出る人間なので水分補給が大事です。そのため、ペットボトルを常に持ち歩き、雨水を飲んでいます。あと、コスラエは突然スコールが降ったり非常に雨が多い島なので常にレインコートを持ち歩いていますね。 

Q:モットーは何ですか?
 - 「小さい事でもよいので継続させる、繰り返し行なう。」これが私のモットーです。現在、職場近くの道路のゴミ拾いを毎朝20分ほど行なっているんです。ゴミ拾いをしようと思ったのは、道路を綺麗にする事ではなく、コスラエの人々がゴミのポイ捨てを減らしてもらえるようにとの思いからです。でも、ポイ捨ての改善はなかなか厳しいのが現状ですけどね・・・。

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小学校でコンポストの環境教育を行っている様子。最初にデモンストレーションを行って、その後、子供達が練習を行なった。

  <  私の活動>
国:ミクロネシア連邦コスラエ州  職種:環境教育
配属先:コスラエ州資源管理委員会(KIRMA)
活動内容:1.ゴミ処分場や河川、港の水質検査の実施
          2.病院の医療廃棄物分別の啓発活動
          3.廃棄物実測調査及び廃棄物収集システムアンケート調査の実施 


Q:今後の予定について教えて下さい。
- 今後は廃棄物収集システムアンケート調査に基づいた収集システム向上、廃棄物不法投棄防止を目的とした自治体での環境教育、ゴミの分別・減量化、コンポストの促進を目的とした学校での環境教育などを予定しています!

Q:みなさんへメッセージをお願いします。
- もし皆さんに青年海外協力隊に挑戦してみたいという気持ちがあるのなら、その気持ちを大切にして、是非挑戦して下さい。その気持ちを忘れずに努力すれば必ず思いは通じると思います。私も協力隊に挑戦したことに対して全く後悔はございません。頑張って下さい!

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ホームスティ先の家族。椅子に座って子供を抱いているのがおばあちゃん、真ん中の黒い服を着た女性がホストマザー、一番右の男性がホストファーザー。 

たも屋 女道場

2013年4月16日

Profile 20 ・・・ たも屋 女道場 

「お客様に笑顔と元気、幸せを」という想いがたっぷり詰まった『たも屋』は、どの店舗でも元気と活気で満ち溢れています!
たも屋のお店に行くと、「共に育ち、笑顔と気配り、心を大切にする」というたも屋の姿勢が反映されているように感じます。
そんなたも屋の活気と元気の素について迫るため、たも屋・女道場に行って黒川眞弓専務に話を伺ってきました!!

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                                    いつも笑顔で元気な黒川専務
Q:女道場の特徴は何でしょうか?
- 女道場は、女性だけで切り盛りしているセルフのうどん屋です。当店でお出しする食べ物は麺打ちも女性がするんですよ。
そして、おにぎりや天ぷら、コロッケも、全てここで作っているんです。
女性だけで切り盛りするからこそ、女性が作る手作りの美味しさを味わっていただけるのが特徴ですね。

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                               たも屋のカレーうどんはやっぱり絶品♪
Q:女道場で働く魅力はどいう点ですか? 
- 女性ばかりの職場は大変な面もあります(笑)。でも、いったんまとまると、とても良いチームワークができるんですよ。
ここでは、社員もパートも関係なく、みんなが主体性を持って働いていて、とても活気があります。
決して女らしい店ではないのですが(笑)!どのスタッフもとても良い持ち味を持っていて、最高のスタッフばかりです。

また、女道場では、『ありがとうノート』を付けているんです。
このノートには、スタッフ間の決め事を書いたり、嬉しかったことを書いてみんなで共有したりもしています。
こうしてノートで共有することによって、みんなが同じ方向を向いて働くことができ、団結力も高まるんです。

Q:女道場では昼礼を行っていると聞きましたが、昼礼では何をされているのですか?
- 昼礼はお客様が帰られた後に毎日行っています。挨拶の練習をしたり、今日の気づきについて意見を言い合ったり、
今日の自分について伝え合うのです。いいことも悪いことも全部言い合うんですよ。
自分の心に感じていることを正直に言い合うことによって、とっても良いチームワークができるんです。

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                                          女道場での昼礼の様子

Q:仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
- お客さま目線を大切にしていますね。お客さまからどのように見られているのか、どう思われているのかという視点を意識することは非常に大事だと思っています。また、お店の中のスタッフが楽しく仕事ができる環境づくりにも気を遣っています。スタッフが楽しくやりがいを持って働ける環境はとても大事ですからね。

Q:女道場ではどんな仲間が求められていますか?
- 明るい人ですね!仕事を覚えるのに時間がかかったり、失敗が多いのは、周りの人達でフォローできますからね。ただ、明るさは天性のものだと思います。女道場では元気と活気を大切にしているので、根っから明るくて、天真爛漫な人、大歓迎です。

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たも屋 女道場
住所/香川県高松市南新町11-9  南新町ビル1階
電話番号/FAX:087-813-2243
OPEN/AM10:30~PM3:30
HP:http://www.tamoya.com/ 
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JICA四国 

2013年4月 1日

「四国ならではの国際協力を展開していきたい」

Profile 19・・・JICA四国 市民参加協力調整員 名村 欣哉さん

みなさん国際協力って聞くと何を想像します?途上国に行って勉強を教えたり、インフラを整備したりと何かスケールの大きい話だと感じて身構えませんか?でも国際協力って実は身近な所でやっているんです。今回は「四国ならではの国際協力」の下、草の根技術協力事業に従事されている名村さんに香川大学の学生さんがお話をお伺いしました。

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「草の根技術協力事業」とは途上国において政府間によるトップダウン型の国際協力事業では目の届かない貧困層に対する事業です。NGOや大学、地方自治体等がこれまでに培ってきた経験や技術を活かして企画し、JICAが支援して共同で実施しています。

Q:なぜこの職業を選んだのですか?
- 実は、大学卒業後すぐに今の職業に就いたわけでは無いんですよ。最初は、市役所に勤めていました。教育委員会の社会教育課に配属され、公民館・図書館などの社会教育施設に手伝いに行ったり、市の文化祭・成人式といった市民対象のイベント等に携わっていました。色んな事業を通じて、色んな市民と近い距離で仕事をすることが楽しいなあと感じたんです。

そして、国内だけでなく、海外の人々とも交流ができる仕事がしたいと思うようになり、青年海外協力隊に応募して、日本語教師としてパプアニューギニアで働くことに。帰国後は、途上国の人々と関われる色々な事をしてみたいと思い、3年契約で国際協力に関わる様々な仕事を経験してきました。

国際協力と聞くと自国でも問題が山積みなのに他国を助けている場合ではないといった意見を聞きます。でも、それは違うと思います。東日本大震災の時にこれまで日本が世界各国へ援助してきた国から日本は支援を受けました。それは日頃の支援や協力があったからなのです。こういった困った時はお互い様という関係を築いて、国益を得ることも国際協力の重要な意義の一つなのです。

また、国際協力には社会還元という側面もあるんです。途上国の問題と日本の過疎化が進んでいる地域の課題は似ているので途上国で培ったノウハウが日本で活用できると感じています。こういったノウハウの還元も国際協力の重要な意義の一つのように思います。

Q:このお仕事のやりがい・生きがいはどのようなものがありますか?
- 色々な国際協力に携わる人達(actor)の熱い思い(夢)を形にできることですね。そのために、私自身は普段から関係者とざっくばらんに意見し合えるように、風通しのよい関係を築けるように心掛けています。また、時にはお酒を通じての飲みニケーションも必要です(笑)。

いろんな人が持っている熱い思いを共有するにはまずはお互いのことを良く知らなければなりません。腹を割って話すことが大事ですが、堅苦しい会議室では難しいので、飲み二ケーションで意思疎通を図ることも有効なツールだと感じています。そうして熱い思いを一緒に実現していくことがやりがいに繋がっていますね。

Q:仕事で突き当たった壁について教えて下さい。また、それをどう乗り越えましたか?そして、何を学びましたか?
- 途上国で実施している事業のモニタリングの難しさですね。モニタリングは必要に応じてJICA現地事務所が行ったり、プロジェクトの開始直後や終了時に現地に赴いたりする場合もあります。でも、基本的にはプロジェクトの実施団体が進捗を報告するので、現地に行ったことがない場合、現状がイメージしづらくて、問題や課題が生じた時は、どのようにアドバイスすべきか苦労しました。

また、仕事はプロジェクトのモニタリングやマネジメントだけではなく案件の新規開拓・広報も大事ですので、モニタリングやマネジメントを効率的・効果的にすることは大きな課題でした。しかし、実際に何度か現場をモニタリングしたり、自分でプロジェクトが実施されている国を訪問することで、その国の現状が理解できるようになりました。そして、ある程度似たような問題や課題がイメージできるようになり、プロジェクトの実施中や案件の形成段階で、予測される問題や課題、留意点などが見えてくるようになって予防措置やアドバイスができるようになりました。

Q:学生時代にしかできない事は何ですか?
- 色々な人に会い、交流することかな。留学とか。私は大学生時代に日本全国、津々浦々をめぐりましたよ!でも、海外に行く機会がなかなかなくて・・・。それはそれで日本を良く知れてよかったんですが、大学生時代に一度だけ行った海外で思いました。「何でもっと早く行かなかったんだろう」って。できることなら異国の文化を肌で触れる経験をして欲しいと思いますね。そして色んな人に会って欲しいですね。

Q:学生時代にやっていて良かった事は何ですか?
- 旅ですね。敢えて行けないエリアに行った経験は良かったと思います。例えば、関西の人って北海道には行くけど、東北にはあまり行かない気がするんですよ。でも敢えていい経験と思って行ってみたら予想外の出会いがあったりするんです。ユースホテルに泊まるのもいいですよ。そこには色々な人が集まっているので、交流をしたり、情報交換をするのも楽しい。とにかく色んな人と会って話をして、価値観をぶつけ合ってみるのが、人としての幅に繋がるのだと思います。


インタビュアー:香川大学経済学部4年生 三輪 昇平

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JICA四国 市民参加協力調整員 名村 欣哉さん
Profile
JICA四国
住所:香川県高松市番町1-1-5 ニッセイ高松ビル7階
TEL:087-821-8824(代表)
FAX:087-822-8870
URL:http://www.jica.go.jp/index.html
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