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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

2013年2月

セネガル共和国へ

2013年2月24日

「セネガルからメッセージ」

Profile 14
今回、お話をお伺いしたのは・・・・ 青年海外協力隊  上原誠子さん

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 Q:青年海外協力隊に参加することになったきっかけは何ですか?
- 元子ども兵の社会復帰支援を行なっているNGOで働いて得た経験が土台となっていると思います。当時は大学院で心理学を勉強しながら、日本の事務局でお仕事をしていたのですが、何回か対象国に行かせてもらえる機会がありました。その時に出会った人々、彼らが話してくれた想像を絶する過去に触れた事が私の背中を押してくれました。
 
特にコンゴ民主共和国に調査に行ったときの事が非常に印象に残っています。支援対象地域にたどり着くまでに、憲兵隊に何度も車を止められ賄賂を請求され、「昨日、難民が何人かここを通っていった」というドロドロの道(もはや沼?)を通り、支援対象地域に入ってからも稀少金属を掘る機械を援助して欲しいと言われ…。「私たちが目指す未来と、現地の人々が手にしたい未来はどこから重ねていけば良いのだろうか…。」と不安に思ってしまう現状でした。

そんな中、社会復帰支援の対象となる元子ども兵たちの中には私と同世代の女性もいました。少女時代を反政府軍の中で過ごし、同じ部隊の男性から性的暴力を受け妊娠、さらにHIVに感染した女性もいました。このような過去を抱えながら、過酷な環境下でも彼女達は未来への希望をはっきりと描いていました。「勉強をして手に職をつけて、子ども達が私と同じような経験を繰り返さないように、学校に通わせてしっかりと勉強させたい。」そう夢を語ってくれました。

 絶望の中に差す光、彼女はそんな信念を貫いているように感じました。そして彼女の姿は、問題の大きさに足踏みせず、国際協力の現場に一度出てみる方向へ私の背中を押してくれました。このような経緯があり「国境に関係なく、世代を越えて拡大するHIV/AIDSという課題にアフリカで関わってみたい。」その思いをもって、エイズ対策隊員に応募し、セネガルに来て早くも1年が過ぎました。

Q:青年海外協力隊としてどのような仕事をされているのですか?
- 私の配属先では次の世代を担う青少年層がHIVウィルス、AIDSという病気に関して正しい知識を持ち、予防行動をとれるように啓発活動をしています。またセンターでは無料のHIV検査とカウンセリングを受ける事も出来ます。私はここで来所者の要望を聞いて受付をしたり、出張検査の事務的な補助をしたり、啓発掲示物の作成をしています。

セネガルで生活し、セネガル人の上司の元で活動し、セネガル人の利用者さんと向かい合う日々は、言葉もままならず、文化の違いだと割り切れない事もありました。泣きたくなるような事を2つ越えて、やっと1つ笑える、そんな毎日でした。でもくじけそうになった時、すぐに手を差し伸べてくれるのもセネガル人であり、彼らの文化に癒されることもあります。セネガル生活も折り返しを迎えましたが、残りの任期は来所者が安心して相談に訪れられるカウンセリング環境を同僚と作りあげたいと思っています。

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                 職場のセンター長や検査技師、そしてピアエデュケーター(民生委員)のボランティア達 

Q:協力隊に参加するまでの経歴やきっかけ、途上国で活躍しようとした理由(思い)は何ですか?
- 私は、大学院に通いながらNGOで働いていたんです。NGOではアフリカで元子ども兵の社会復帰支援を行なっていたのですが、支援の対象者の中にHIV陽性の子が数名いました。彼らの現状を知るうち、アフリカでHIV/AIDSという課題に取り組みたいと思い、大学院卒業を機に青年海外協力隊のエイズ対策隊員に応募しました。

活動写真_縮小版.jpgのサムネイル画像
                          センターまで遠くて来るのが難しい人の元まで行って、検査を実施。

みなさんへメッセージ:
香川県には国際協力や国際交流に参加出来る施設やイベントがあります。私も大学進学で高松を離れるまでは時折、アイパル香川を利用させてもらいました。
また香川県には元協力隊員の方も多くいらっしゃいますし、隊員時代の活動等に関してお伺いすると、おもしろい情報がもらえると思います。協力隊に限らず様々なアプローチで香川県の皆さんと世界が繋がることを楽しみにしています。

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            活動が無い休日は近所のセネガル人のお宅にお邪魔してジャンベという楽器を教えてもらっています。

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   ンバハゲルテというセネガル料理が好きです。ご飯とピーナッツの粉末とスパイスを混ぜて炊いた料理で、炒飯みたい。

青年海外協力隊  上原誠子さん
派遣国:セネガル
活動内容:
1.固定検査、出張検査時の受付、検査器具の管理
2.HIV感染予防等の啓発ポスターの作成、掲示
3.コンドームの無料配布
4.青少年を対象にした妊産婦検診の運営補助

しごと探しはしごとマルシェで♪
http://www.vivical.jp/vivical/e-kyujintimes/topMain/index

マウライへ

2013年2月20日

「マラウイのマンゴーな日々
 
 Profile 31
今回、お話をお伺いしたのは・・・・ 青年海外協力隊  美津子田村 美津子 田村 美津子さん

田村美津子.JPG

Q: マラウィで働きながら感じたことは?
- それぞれの分野・仕事のノウハウを生かして人間力を磨き、自分の良い所・相手の良い所を知る
ことの必要性です。また、相手の環境・郷に入れば郷に従いながらも、自分のできることをできる
ことからやっていくと、周りが助けてくれるんだということを学びました。

また、いろいろな経験は決して無駄にならないということも知りました。ここアフリカ・マラウイは、救える
命も救えないような貧しい医療状態です。しかも、HIV/AIDSが蔓延しています。平均寿命も50歳半ばと
いう状態。そんな状況ですが、マラウイの人達の笑顔は最高です。

日本は援助国だけど本当に幸せなんだろうか?と改めて考えさせられました。そして、待つこと・あきら
めること・物事どうにでもなるということを日々体感しています。それに浸かりきってしまいそうで最近怖く
も感じています(笑)。あ~恐ろしい「アフリカンタイム&ライフ」。

しかし、その半面で、いろんな世界・価値観があって当たり前で、それでいいということを学びました。
そして感情を思い切り出してもいい場所がここにあることを知りました。さて、それをどう生かすか・・・。
難しい問題ですが、とりあえずこんな世界があることを日本の子ども達に伝えたいと思います。

Q: うれしかったこと、幸せと感じたことは?
- 日本では考えられないことを発見したり、体験できた時が幸せを感じます。本当に面白いです。
例えば、一般交通機関のワゴン車に20人以上乗ったり、しっぽの異様に太いヒツジを発見したり、ヤギの
けんかを見たり、道をふさぐほどの牛の群れを棒一本で操る少年に会ったり・・。

また、自転車で帰宅の際、雄大なアフリカの平野に沈む太陽を見る時も幸せを感じます。

Q: お気に入りの食事は?
- 隣のおばあちゃんが作ってくれるシマ(トウモロコシの粉を練ったマラウイの主食)とおかずです。
こんな料理ですよ♪ 
お気に入り食「隣のおばあちゃんが作ってくれるシマ(トウモロコシの粉を練ったマラウイの主食)とおかず」.JPG
  
Q: 悲しかったことやピンチの体験は?
- 赴任して2カ月くらいは、周囲の興味の視線に疲れました。まるでアイドルでしたから(笑)。
そして、3か月目くらいに職場や周りの人々との、文化・習慣・考え方の違いに苛立ち、溜ま
っていたものが爆発しました。悔し泣きをしたことも。

Q: 協力隊に参加するきっかけは?
- 14年程、保育・体育・野外活動を行う会社で保育を中心に様々な活動を行い、多くの子ども
達に関わりました。その後、会社が倒産してしまい、預かり保育の職員や臨時職員として公立
幼稚園で1年働きました。

そしてボランティア先でJICA関係者から協力隊のことを聞き、参加を決意したのです。
海外・国際協力の初心者&英語嫌いながら(笑)。
「世界を見て見たい!世界中の子ども達と遊びたい!」ということで日本を出発しました。
そして、いざアフリカへ!

Q:  常に持ち歩いているものは?
- カメラです。活動の記録と、日々面白い発見があるので!
また、盗難防止のために、紐付きの家のカギ&財布も持ち歩いています。

Q: モットーは?
「笑顔がいっぱい!」「一歩ずつ、一歩ずつ」。

Q: 将来の夢は?
- こども&親子支援のNGO団体を設立したいです。そして、のびのびと遊べる環境&新しい自分を
発見するようなわくわくドキドキする体験・活動を提供したいと思っています。

日本からの援助で届いた楽器で音楽遊びをする.JPGのサムネイル画像

Q: 活動内容を教えて下さい。
- 一つめ、幼児と遊ぶこと!
子ども達と、工作・音楽・体育などの指導活動を通して遊んでいます。
子ども達は私を「いろんなことをさせてくれるおもしろいお姉ちゃん」と思っています。

二つめは、先生と遊ぶこと!
先生たちには、子ども達と一緒に楽しみながら活動体験してもらい、一緒に教材作り
をしています。先生たちの楽しむ姿はまさに子どものよう・・・・。

三つめは、お母さん達と遊ぶこと!
「お母さんの笑顔(^v^)は、子ども達の笑顔(^o^)」をモットーに、お母さんたちの収入
向上活動「裁縫教室」をやっています。笑顔は最高!大人から子供までなぜだか自信満々!そんなマラウイを大好きになってしまいました。

私の活動を通して少しでも子ども達や現地の人々の笑顔を増やせたらと思って活動してきましたが、逆に私の方が沢山のことを学ばせてもらい、笑顔とパワーをもらっています。マラウイに来て、自分がどれだけ周りの人々に支えられているのかを改めて感じ、家族など周りの人を大切

少しでも興味があったなら、一度チャレンジしてみてはどうでしょう。あなたの人生に決して無駄にはなりませんよ~。マラウイ人に振り回され、泣いたり怒ったりしながらも、結局マラウイ人に助けてもらい、笑顔と優しさをもらっている田村美津子40歳でした。 

Q: メッセージをお願いします!
- 「アフリカ!?」と思っていた私ですが、いやはや自然は雄大!人々の笑顔は最高!
大人から子供までなぜだか自信満々!そんなマラウイを大好きになってしまいました。

私の活動を通して少しでも子ども達や現地の人々の笑顔を増やせたらと思って活動してきましたが、
逆に私の方が沢山のことを学ばせてもらい、笑顔とパワーをもらっています。

マラウイに来て、自分がどれだけ周りの人々に支えられているのかを改めて感じ、家族など周りの人
を大切に思えるようになりました。少しでも興味があったなら、一度チャレンジしてみてはどうでしょう。
あなたの人生に決して無駄にはなりませんよ~。

マラウイ人に振り回され、泣いたり怒ったりしながらも、結局マラウイ人に助けてもらい、笑顔と優しさ
をもらっている田村美津子でした。

 
お気に入りの人「助けてくれる近所のみなさん(私の誕生日)」.JPGのサムネイル画像

「お気に入りの人達!」いつも助けてくれる近所のみなさん。誕生日には、みんなでお祝いしてもらいました。 

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