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すてきな仕事人『お仕事インタビュー』

2012年

いろり家

2012年12月31日

「囲炉裏を囲み、ジャズを聴きながら、ゆっくりと 語らって食事をする大人の楽しみを感じて欲しい。」

Profile 8・・・
 いろり家 家長  谷口 敬三さん

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Q:いろり家を始めるきっかけは何ですか?

- 私は元々、美術系の大学に進んで、デザイン系の会社で働いていたんですよ。でも、父のケガをきっかけに地元香川に戻ってきて、建築業に携わっていたのですが、母が営んでいたうどん屋を継ぐことになったのです。そこで、お店をするのであれば、囲炉裏の火をみんなで囲んで食事をする温かみのある空間を創りたいと考えたんです。昔はどの家にも囲炉裏があって、囲炉裏がある場所は、家族団らんの時間を過ごす場だったんです。今では、囲炉裏はほとんど見なくなりましたけどね・・・。そんな古き良き温かい雰囲気を再現して、その中で讃岐の食文化を楽しんで欲しいと思ったのがきっかけですね。

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Q:一番オススメの料理は何ですか?
- うちでは、地元の新鮮素材にこだわったスローフードを提供しています。備長炭で焼く讃岐コーチン、瀬戸内の魚介、野菜の焼き物や、打ち込みうどんなどがおススメですよ。うどんは、母から伝授された昔ながらの製法を守り続けているんです。注文を受けてから生地を伸ばすので、少しお時間は頂きますが、ぜひ食べて頂きたい逸品です。

秋には、地元で採れた松茸を使ったフルコースも作っています。松茸のお刺身、これは地元で採れた新鮮な松茸だからお出しすることのできる料理です。地元の物を使って、料理を提供することで、「こういう食べ方をしたら美味しいですよ」という提案もさせて頂いています。産直にもよく足を運んでいるので、お客さんとお会いすることも結構ありますね(笑)

秋には、こんな立派なマッタケを堪能できます☆
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Q:いろり家のこだわりを教えて下さい。
- 四季折々に採れる讃岐の旬な食材を使って、地元の美味しいものをお届けすることに強いこだわりを持っています。『地元の美味しいものを皆で食べる』ことが地域を盛り上げることに繋がると思っているからです。例えば、規格外であるために、市場に出回ることのないジャンボアスパラも、本当に美味しい逸品になるのです。焼いて食べたり、アスパラ鍋にしたり、栄養満点のアスパラを工夫次第で活かすことができるのです。

また、囲炉裏を囲み、ジャズを聴きながら、ゆっくりと語らい合って食事をしていただくことによって、大人の食事の楽しみを感じて頂ければとも思っています。大学生の頃、米軍基地の中にある米軍ハウスを訪れたことがあるのですが、そこで見た光景がとても印象的だったのです。アメリカ人がお酒や食事を楽しみながら、音楽を聴いたり、踊ったりする様子が、これぞ大人の時間だと思ったのです。ジャズを聴きつつお酒を片手に食事をするゆったりとした時間を楽しんで欲しいと思っています。

Q:若い人たちにメッセージをお願いします。
- やはり、夢を持ってほしいですね。私は、今までしてきたことで無駄なことは一つも無かったと感じています。結局は、全てが繋がっていると実感しています。だからこそ、小さくならずに「こうなりたい」というものを持って日々を過ごしてほしいと思います。

ランチもこんなにボリュームたっぷりsagittarius
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いろり家  
家長  谷口 敬三さん

Prof ile
1953年12月17日、高松市出身。大学卒業後、デザイン系の会社に就職。
その後地元に戻り、1999年から「いろり家」の家長を務める。

いろり家
住所:香川県高松市上林町409 Tel: 087-889-6613
(平日)  11:30~23:30  (昼11:30~14:00、夜17:00~23:30)
(土)11:30~23:30 (昼11:30~14:00、夜17:00~23:30)
(日・祝)11:30~23:30 (昼11:30~14:00、夜17:00~23:30)
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実夢図舎

2012年12月20日

~すてきな仕事人では、生き甲斐を持って仕事をしているステキな仕事人を紹介していきます~
  
Profile 5
実夢図舎 本田 真実さん

東京で働いていた本田さんを香川に引寄せたのは、一枚のポスター。
昨年行われた『瀬戸内芸術祭』のポスターだそうですwink

東京で電車に乗っていた時に、芸術祭のポスターが目に入り、引寄せられるように
香川にやってきたというのです!そして、瀬戸内芸術祭にこえび隊として関わり、
香川に住むことにchick

そして、今では、サンポートで行われているさぬきマルシェのコーディネーターを
されていて、『瀬戸内芸術祭』に向けて面白い取組を準備されているそうです!

そんな本田さんに話を伺ってみましたsagittarius

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Q:どのような仕事をされているのですか? 
- 実夢図舎を立ち上げ、愛情を持ってホテルを育てる仕事をしています。業務を改善させてスタッフが働きやすい環境づくりをしたり、お客様に喜んでいただけるサービスに改善したり、収益も笑顔も増えるホテルに育てるパートナーシップを提供しています。どうしても、自分達の常識の枠内でサービスを提供する部分がありますからね。違った風を入れてホテルを今まで以上によくしたいと思っています。コンサルタントと違い、パートナーとしてホテルの一員になって、実務レベルでホテルのレベルアップを図っています。

Q:なぜ、今の仕事を始めたのですか?
 
- もともと、旅館や独立系のホテルで10年程働いていたのですが、独立系ならではのメリットやデメリットを感じてたんです。その中で、外からの力や違う風が必要だなと感じることが多々ありました。ホテル専門の経営コンサルティングもあるのですが、どうしても経営や数字に着目しがちで、紙ベースの提案が多いように感じたんです。

そこで、私は、もっと実務的で小さいことを少しずつ改善していくことで利益や喜びを増やすお手伝いがしたいと思ったのです。どんな仕事でもそうだと思いますが、目の前の仕事を着実にやっていくのって大事だと思います。宿泊業に関しても小さいことから変えていって、日々続けていくことが幸せになる一歩だと思うんですよ。ホテルの意識が変わって、いろんなホテルが実践していけばホテル全体が良くなると、私は、信じています。

Q:敢えて起業をしようと思ったのはなぜですか?
 
- 小さい頃からホテル経営をするのが夢だったんです。ホテルというドラマを小さい頃に見て、自分のホテルが持ちたいと思うようになったのです。そこで、高校を卒業してからアメリカに行って、ホテル・レストランのマネジメントについて勉強したんです。当時、日本だとホテルマンになる勉強はできるのですが、ホテルのマネジメントについては勉強できる所が無かったのです。

日本に帰国してからは、実務経験を積みたいと思って、10年間、ホテル業界で働きました。そして、震災もあり、自分で何ができるのかと改めて考えるようになったんです。その時に、お客様もスタッフも経営者もハッピーになれるホテルを増やす仕事がしたいと思い、実夢図舎を立ち上げました。

Q:香川に住むようになったのはなぜですか?
 
- 小田急線で瀬戸内芸術祭のポスターを見て、香川に絶対に行くぞ!って思ったんです。そのポスターに惹かれて、サンライズ瀬戸に乗って来ました。片道で2万円くらいしましたけどね(笑)。そして実際に来てみて、瀬戸内芸術祭に感銘を受けました。

島に関わりながらアートを見せ、こえび隊などの多くのボランティアの方々が関わってアートを創るといった発想に本当にびっくりしました。あまりにも感動したので、次の芸術祭の時にはどういう風にやっているのか見てみたいと思って、こえび隊に登録して、こえび隊の活動に参加したんです。

また、芸術祭にプラスして、高松ならではの宿泊施設があってもいいのではないかと思ったんです。次からの芸術祭では、自分の知見を活かして、香川にお越しいただくお客様に気持ち良く過ごしていただくお手伝いをできたらと思ったんです。私は、これからの可能性を感じています。

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実夢図舎  本田 真実さん

ホテルディレクター・インテリアコーディネーター。
長崎県出身。高校卒業後、渡米し、College of the Canyonsにて、Hotel & Restaurant Managementを専攻。
帰国後、シティホテル、デザイナーズホテル、ビジネスホテル、旅館などで10年間勤務。
それぞれのホテル・旅館の個性を引き出し、利益と笑顔を増やすことを目的とし、実夢図舎を設立。
高松を拠点に、全国を飛び回り、活動中。
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しごと探しはしごとマルシェで♪
http://www.vivical.jp/vivical/e-kyujintimes/topMain/index

大林農場 大林 浩之さん

2012年7月18日

すてきな仕事人では、生き甲斐を持って仕事をしているステキな仕事人を紹介していきます。

Profile 3.
有限会社 大林農場 代表取締役 大林 浩之 さん 

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「自然の恩恵を受けて生かしてもらっているからこそブタが過ごしやすい環境づくりを大切にしたい」

大林さんは、アメリカで農業経済学について学び、システムエンジニアとして東京で活躍していた。そんな大林さんが家業を継ぐために香川に戻って来たのはなぜだったのだろう。

Q:家業を継ぐきっかけは?

- もともとは、実家ではシブ柿を作っていたんです。10 月に収穫してじっくりと渋を抜いた柿をお正月の珍味として東京の千疋屋に卸していました。しかし、私が小学生の頃、9ケタ農業といって1000万円以上の収入がないとやっていけない時代が来ると言われるようになりました・・。

一方、もともと祖父が幅広く事業を営んでいて、畜産業もその一つで、その当時から黒豚を飼っていたことはいまだに語り草です。父にしてみれば養豚が次の時代の農業に思えたのかも知れません。ちなみに叔父が養鶏を継ぎ、今は従兄弟が継いでいます。

そのため、子どもの頃から動物、特に、ブタは至って身近なものとして育ちました。父が、本格的な近代養豚に踏み出す前、放牧された母豚が山の斜面に巣を造り子育てする様が当たり前でした。ブタは、自分にとってすごく身近な存在で、慣れ親しんでいたことが、いずれは継ごうという考えに繋がったのだと思います。

しかし、最終的に覚悟を決め帰ってきたのは、神明畜産株式会社の高橋社長との出会いも大きかったですね。「緑の牧場から食卓まで」を標榜し、サプライチェーンを築いた今でも我々の根幹は農業であるという信念に敬愛の念を覚えます。

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Q:家業を引継いで感じることは?

- 父は、6年前に他界したのですが、養豚に携わる人達の地位向上を図りたいと、とにかく養豚業のために一所懸命でした。全国養豚経営者協議会(現全国養豚協会)の代表を務めた折には、国家規模での伝染病の対策や撲滅に奔走したり、欧米のブタの優良品種や器具・機材をいち早く取り込んだり・・・。

従業員に、仕事に誇りを持ってもらうために社会保険を整え、山の中の農場内にここはホテルかというような宴会場付きの立派な事務所を建てたりしていました。父が築き上げてくれた礎を大事にしながら、「ブタや、生き物、自然がその能力を発揮することを手助けする」という姿勢を崩さずにブタを育てていきたい、農業をやっていきたいと思っています。
 
Q:工夫している点は?

- ブタの健康度です。それと環境と。ブタを病気から守るためには、抗生物質やワクチンよりもストレスなく育てることが一番なんです。小難しく聞こえる???かも知れないですが、常に健康な状態を保ち免疫力を高め、常に環境を整え汚染度を下げることにより、少々のストレス、季節の変わり目などによる日和見感染(風邪)などはストレスじゃなくなります。

例えば、社内ではコロニーと呼んでいるFRP製の小屋が120個並んでいて、それぞれ20頭ほどの子豚がいます。つまりコロニー全体では常時2000頭以上の子豚を飼っているのですが、20頭くらいずつに小分けしてコロニーで飼うことによって他の小屋や外部からの病気を遮断できるのです。

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また、コロニーごとの20数頭は、産歴の近い2頭の母ブタから生まれた子豚だけをいっしょにします。ブタの免疫力はお乳を通して母ブタからもらっているので、その母ブタのお乳で育てられた子豚の免疫力は揃っていて、2頭の母ブタの産歴を揃えることでコロニー毎の子豚の免疫力を揃えることができます。

すると免疫力と汚染度の間でバランスが保てます。さらに、同じ親を持つブタを同じコロニーに入れた方が、ブタどうしの喧嘩も少なくストレスも少なくなります。それらが相まって、ブタのストレスの軽減になり、ブタの健康づくりに繋がるのです。

Q:今後取り組みたいことは?

- こだわりを持ってブタ肉を生産していますので、銘柄豚、加工品を作っていきたいのは必定です。香川県が力を入れているハマチや牛に続いて、オリーブポーク!やりたいですね。 また、今後は、食育にも取り組みたいですね。私達人間は、他の生き物から栄養をいただきながら生かしてもらっていますから。私達の口に入る食材についてきちんとした知識を持ち、理解してもらえるような取り組みは大事だと思います。さらに、環境問題、これは地域の問題として、バイオマス飼料米等々、やりたいこと一杯です(笑)

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大林 浩之 さん (おおばやし ひろゆき)

昭和40年8月11日生まれ。綾川町出身。
高松高校卒業後、京都大学農学部に進学し、アメリカの
アイオワ州立大学大学院で農業経済学について学ぶ。
帰国後は、三井造船株式会社のシステム部門でシステム
エンジニアとして従事。香川に戻り家業を継いで、現職。

有限会社 大林農場
住所: 香川県綾歌郡綾川町滝宮2864
TEL:087-876-0158、 FAX:087-876-0157
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とりあえず吾平 高松サンフラワー通り店 店長

2012年3月14日

「 一人一人が輝いて働くステージ創りこそが自分の役割」

木村 潤二 店長

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強みを生かして・・・

質問:お店の売りについて聞かせていただけますか?
全国展開しているチェーン店ですので、どこの県・地域に行っても馴染みのある味を堪能していただけるというのが売りです。一方で、当店独自の売りを出していきたいので、季節商品を投入したり、香川ならではのものを創って、付加サービスを工夫しています。自社の強み・弱みを分析して捨てるものは捨てていき、強みを生かしていくようなやり方をしたいと常に心がけていますね。

当店ならではのメニューとしては、「吾平グルメ紀行」をしています。そのうちの一つの商品『讃岐手羽』は、鶏肉の手羽中を使い、骨付き鳥に代わる美味しさだと自負しています。また、源平鍋、源平やきなど、香川オリジナルのメニューもお奨めです。

また、付加サービスとしては、ご家族で楽しんでいただけるようなサービスに力を入れていますよ。キッズルームを設けたり、授乳ケープ、お子様用食事エプロン、ブランケットなど、お子様向けのサービスも取り入れています。トイレには、お子様用のオムツ替えの台を置いています。私自身も、親の身となり、子どもが一緒にくつろげるような工夫は大切だと感じているからです。

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逆境があるからこそ

質問:店長として気を付けている点はありますか?
私が9年前に当店で働き始めた時には、外食産業は右肩上がりで、当たり前のことを当たり前にやっていれば売れるシステムでした。しかし、今では、高松市内には、飲食店が増え続け、競争が常に厳しい状況です。だからこそ、世間の潮流をいち早くキャッチし、他社に先駆けた取り組みをしたいと常に気を付けています。競争激化という状況があるからこそ、努力する姿勢が生じますし、逆境を逆手にとって努力し続けたいと思っています。

仲間が輝ける場を

質問:人材育成に力を入れていらっしゃる様子ですが、詳しく教えていただけますか?
自分の役割は当店で働いてくれている仲間が働くステージ作りだと考えています。彼らが気持ちよく仕事ができ、輝ける場を創るのが自分の責任だと思っています。その環境作りのために、一番重視しているのがコミュニケーションです。

仕事に対する意識が行動に影響を与えるので、話し合いの場をよく設けています。新人教育の時には、店のミッションや行動指針につ いて私が直接説明をしています。また、大切にすべきことや優先事項について理解してもらうためにじっくり話し合ったりもします。例えば、当店の良い点・悪い点について5つずつ書いてもらうのです。私自身も書いて、お互いに合致している点、合致していない点を確認するのです。合致していない点に、意識の違いがありますから。そういう話をすることによって、価値観を共有しています。

夢を持った時のために・・・

質問:若者へメッセージをお願いします。
今の年齢になって、その大切さにようやく気づくことがあります。若い時に知っておけば良かったと思うことが・・・。そして、親が子供に言う言葉には、必ず意味があると、今になって思います。特に、学は大事だと言いたい。自分がやりたいと思う仕事に就くためには、絶対に必要となります。履歴書だけでみると、学歴や自分が経験・体験したことが表れます。そうすると、学歴が左右し、どうしても人間性だけでは打ち勝てない部分があるのです。

人によって、いつ夢を持つか分かりませんが、夢を持った時にそれを掴むことができるような資質を持っておくことは大切です。また、親が勉強しろって言うのは、子どもに夢を持たせたいという気持ちがあるからこそということにも気づいて欲しいと思います。

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木村 潤二 さん

Profile
1981年4月18日A型香川県出身
香川県で産まれ、幼稚園から中学生までは兵庫県内で過ごす。
高校生の時から香川に戻り、生活。
平成15年に「とりあえず吾平サンフラワー通り店」がオープンした
年からホール側の副店長として勤務し、現在は店長を務める。

とりあえず吾平 高松サンフラワー通り店
住所:高松市伏石町 2554-38
TEL:087(868)  0029
http://www.g-taste.co.jp/gohei/index.html
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